291話)雨後のキノコ

 大同県の采涼山プロジェクトでも、その隣接地の実験林場「カササギの森」でも、雨が降ったあと、キノコがみられるようになりました。うれしいことなんですね。食べられるから? 将来的には、もちろんそれもあります。私は野生のキノコがすきで、なかでもアミタケがすきです。あれは消化はあまりよくないようで、ドンブリ一杯を食べて、ひどい下痢をしたことがあります。でも、その翌日はまた食べる。
 
 でも、いまの段階では、もったいなくて、食べることができません。どういうことかというと、これらのキノコは菌根菌といって、樹木の根に共生して、その生長を助ける働きをします。緑の地球ネットワーク顧問の小川眞さんに指導してもらって、マツ苗を育てる段階で人工的に接種しているんですね。キノコがでるのは、菌体が成長し、次世代を育てる段階にたっしたことの証明なんですね。いまのところ、チチアワタケ、アミタケ、フウセンタケなどがみつかっています。菌根菌については、このブログでも以前に扱っていますので、ごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/takamik316/e/5b04e7416ae7b624d052b507b654c55b

 キノコがでるまでに菌根菌が繁殖してきたということは、マツの生育もこれからよくなる可能性が高いのです。そして、これらのキノコを集めて、これからの育苗に生かすこともできるのです。
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