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1148話)乾燥地に広大な湿地

 壺流河は西隣りの大同市広霊県に発していますが、河とはいっても出発点近くは流れがありません。県城の外れに水神堂という池があり、池の底からきれいな水が湧きだしています。その水が流れ出て、壺流河が流れを取り戻します。
蔚県にはいると、壺流河水庫というダムもあります。壺流河は東進し、蔚州古城のすぐ北を流れます。蔚州古城は、この壺流河に堀の役割をもたせたといっていいでしょう。
 蔚州古城の城壁の北端に玉皇閣があります。もともとは靖辺楼という軍事目的の施設でしたが、やがて玉皇大帝をまつる道教の神殿になりました。
 すぐ外側は壺流河のつくる湿地で、近年、玉壺湿地公園(155ha)を建設中です。じつはここに私たちの協力プロジェクトをつくる計画ですが、それについては機会をあらためます。
 壺流河はさらに東に流れ、やがて東北に方向を変え、北隣りの陽原県で桑干河に合流します。その両側が湿地になっており、ここに蔚県壺流河国家湿地公園が計画され、2021年の完成予定。2022年に北京冬季オリンピックの開催予定で、ノルディック競技の会場が張家口市になっており、たいていの計画は完成が2021年に設定されています。
 その規模がすごい! 面積は1740haもあり、長さは58㎞に及んでいます。
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