中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
781話)柴刈り
森林の再生が妨げられるもう1つの原因が、柴刈りです。これはこの地方のことだけでなく、世界的にみてそうなのですね。伐られた木の用途を調べると、世界でみても、いちばん多いのは生活燃料として燃やされることだそう。
これも政府によって禁じられており、以前のようにはみられなくなっていたのです。それが近年、ふえてきたように思うのです。なぜでしょう?
原油価格の高騰につられて、石炭価格も急騰しました。2000年に1トン60元だったものが、2008年には850元にまでなりました。いまでは1000元前後になっているようです。大同は石炭の街で、農村でも石炭をつかっていたんですけど、これほど高くなったら、ちょっと買えません。
トウモロコシの芯、ヒマワリの茎、その他、畑の副産物を燃やしているんですけど、足りなくなると、山にはいる人がいる。小老樹と呼ばれる伸び悩みのポプラが、だんだん伐られていくようすをみたこともあります。
どこかの金融街で原油の価格がつり上げられたりすると、地球の反対側で山の木がなくなる。グローバル化がすすむと、「風が吹けば桶屋が儲かる」どころではなく、はるかにダイナミックにつながっているのです。
これも政府によって禁じられており、以前のようにはみられなくなっていたのです。それが近年、ふえてきたように思うのです。なぜでしょう?
原油価格の高騰につられて、石炭価格も急騰しました。2000年に1トン60元だったものが、2008年には850元にまでなりました。いまでは1000元前後になっているようです。大同は石炭の街で、農村でも石炭をつかっていたんですけど、これほど高くなったら、ちょっと買えません。
トウモロコシの芯、ヒマワリの茎、その他、畑の副産物を燃やしているんですけど、足りなくなると、山にはいる人がいる。小老樹と呼ばれる伸び悩みのポプラが、だんだん伐られていくようすをみたこともあります。
どこかの金融街で原油の価格がつり上げられたりすると、地球の反対側で山の木がなくなる。グローバル化がすすむと、「風が吹けば桶屋が儲かる」どころではなく、はるかにダイナミックにつながっているのです。
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