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185話)モンゴリマツの苗

 大同では、いま大緑化運動を展開中です。市街地の街路樹として樹高5m以上のモンゴリマツ(樟子松)を植えていることを、このブログの第167号(2008年5月)で紹介しました。ちゃんと根巻きをしてあるとはいえ、活着するかどうか心配でしたが、7月にみたところ、けっこうな率で着いているようです。
 問題は、こんなに大きな苗がどこからくるか、です。渾源県の下韓郷でも同じようなマツを植えていたので、顔なじみの党書記にきいてみました。「恒山林場で、そう遠くない」ということなので、見に行くことにしました。林場というので、山を想像していたら、龍山のふもとの平らな土地です。
 ありました、ありました! 掘りあげたあとの巨大な穴がそのまま残っています。1本が1000元、掘り起こすのにプラス100元とのこと、ていねいに根巻きしますから、それくらいはかかるでしょう。運賃や栽植費用を加えると、1本1500元にはなるそう。
 私たちの感覚ではものすごく高く、無駄にも思えるのですけど、でもそうやって所得の再配分をするのも悪くはないかもしれません。林場はうるおいます。
 以前は1ha3300本も植えてましたから、かなり過密になります。混み合ったところを抜いて、それがお金になれば、いうことはありません。ところが、街路樹にするのは樹形のいいことが条件。きれいな円錐形のものです。だとすると、混み合ったところの木は適しません。すべてうまくはいかないものです。
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