中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
085)農家の庭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/5b/70c275128d53a2ca368c478cbcd1f633.jpg)
ガッガッガッガッ、朝早くから聞こえる奇妙な鳴き声に起こされました。ガチョウ(鵞鳥)です。ガンを家禽化したもので本来は水鳥ですが、黄土高原の農村にもけっこういます。大型のものはより戦闘的で、人間にも立ち向かいますから、番犬代りになる。
ニワトリはたいていの家にいます。タマゴを孵して、ヒナを自分で育てることが多く、色とりどりの鳥が混じっています。改良種に比べ産卵率は低いでしょうけど、細かいことは言いっこなし。
庭先をにぎやかにしているのは子ブタくん。1か月前に15頭が誕生しました。お母さんの乳首は7個×2列。1頭はみだすんですけど、生まれた直後に2頭が死んで、育っているのは13頭。その食欲たるや、すさまじいもの。
かわいそうなのは母ブタです。お産のころから体調がすぐれず、エサをあまり食べません。それなのに13頭がむしゃぶりつき、乳の出が悪いと頭でぐいぐい突つきます。ゆっくり寝ているヒマがない。ガリガリにやせてきました。
子ブタは乳以外のエサも少しずつ食べはじめました。ゴミだめに小さな鼻先を突っこんで引っかき回しています。なにを食べているんでしょう? そのうちの1頭が急に走り出しました。その先に母親を発見して残りの12頭もダッシュ! やっぱり乳のほうがいい。自分でエサを食べるようになり、自立すれば、子ブタは1頭が2百元。農家にとっては、ほんとにうれしい収入です。
(2005年9月25日号)
ニワトリはたいていの家にいます。タマゴを孵して、ヒナを自分で育てることが多く、色とりどりの鳥が混じっています。改良種に比べ産卵率は低いでしょうけど、細かいことは言いっこなし。
庭先をにぎやかにしているのは子ブタくん。1か月前に15頭が誕生しました。お母さんの乳首は7個×2列。1頭はみだすんですけど、生まれた直後に2頭が死んで、育っているのは13頭。その食欲たるや、すさまじいもの。
かわいそうなのは母ブタです。お産のころから体調がすぐれず、エサをあまり食べません。それなのに13頭がむしゃぶりつき、乳の出が悪いと頭でぐいぐい突つきます。ゆっくり寝ているヒマがない。ガリガリにやせてきました。
子ブタは乳以外のエサも少しずつ食べはじめました。ゴミだめに小さな鼻先を突っこんで引っかき回しています。なにを食べているんでしょう? そのうちの1頭が急に走り出しました。その先に母親を発見して残りの12頭もダッシュ! やっぱり乳のほうがいい。自分でエサを食べるようになり、自立すれば、子ブタは1頭が2百元。農家にとっては、ほんとにうれしい収入です。
(2005年9月25日号)
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日本からのツアーが明朝、大同に到着します。すぐに霊丘県にいき、明後日の夜は農家にホームステイです。まだ大同は寒くて、昨日の最低気温は1度。でも、最低気温が0度以上になったのは、この春ではきのうがはじめてです。でも、日中は10度を超えていますので、春は確実にやってきています。