350話)レイジンソウのなかま

 これもキンポウゲ科トリカブト属の花です。大同においでになった植物にくわしい方から「レイジンソウ」だとききました。漢字で書くと「伶人草」。伶人というのは雅楽の奏者のことで、そのかぶる冠に花のかたちが似ていることからついたのだそうです。

 で、私も、ボランティアツアーの人たちに、みかけるたびに「レイジンソウですよ」といって紹介していました。ところが、このブログを書くために、図鑑をみてみたら、レイジンソウと花のかたちは似ていますけど、色なんかまるでちがいます。レイジンソウは白っぽいなかに薄い紫がまじったような花。大同の実物はごらんのようにクリーム色です。ヒヤッとしました。自分ですぐにちゃんと調べておかないといけないんですね。

 どちらかというと、オオレイジンソウとかエゾノレイジンソウと呼ばれるものに似ているようです。中国では「牛扁」。でも、似てるだけで、ちがうかもしれません。「レイジンソウのなかま」とでも呼んでおくのがよさそう。トリカブトほど強烈ではないけど、これにも毒があるそうです。
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