中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
984話)マオウ(麻黄)

前回、万里の長城は山西省の北部で二重になっていると書いたんですけど、ほんとは二重どころではなくて、もっと多重になっています。私がみたところでも渾源県の恒山山脈にもあります。外城と内城のちょうど中間あたりです。
話は変わって、この植物。マオウ(麻黄)です。万里の長城に生えていました。万里の長城もそうですし、このあいだ書いた得勝堡などの古い堡塁の土の壁に、かならずといっていいくらい生えています。それから侵食谷の肩のところとか。ほかの植物がいやがりそうなところに生えているのです。
1994年夏のことです。あのころのツアーは長くて2週間以上滞在しました。終わりのころになるとみなさんヘトヘトです。私も下痢と腹痛に悩まされてうんざりしていました。
大同県の徐町郷でした。前年に植えたマツのようすをみていると、スギナのような草に実がついています。イチゴのような赤い色で透明感があります。直径7~8㎜。そしたら、地元の子供たちが「能喫!」(食べられる)といって、食べて見せるんですね。習って、私たちも食べました。甘くて、おいしかった。
昼食の席がたいへんだったのです。爆発してしまった!しばらく前まで沈み込んでいたのがウソのようです。郷の幹部が「あれを食べたんじゃないか?」といいました。麻黄だというのです。「食べすぎたら眠れなくなる」とも。私の腹痛も知らぬ間におさまっていました。
その直後に第1回目の植物の専門家たちが大同にやってきました。その人たちは食べなくても、マオウをみるだけで興奮したのです。ひじょうに古い植物で、分類学の教科書の最初にでてくるんですけど、たいていの植物の専門家は乾燥地には縁がなくて、自生しているマオウを実際にみるのは初めてだという人が多かったのです。
でも、いまは食べちゃいけませんし、持ち帰ったりしたらだめですよ。覚醒剤として、麻薬取り締まりの国際条約でリストアップされているのだそう。
話は変わって、この植物。マオウ(麻黄)です。万里の長城に生えていました。万里の長城もそうですし、このあいだ書いた得勝堡などの古い堡塁の土の壁に、かならずといっていいくらい生えています。それから侵食谷の肩のところとか。ほかの植物がいやがりそうなところに生えているのです。
1994年夏のことです。あのころのツアーは長くて2週間以上滞在しました。終わりのころになるとみなさんヘトヘトです。私も下痢と腹痛に悩まされてうんざりしていました。
大同県の徐町郷でした。前年に植えたマツのようすをみていると、スギナのような草に実がついています。イチゴのような赤い色で透明感があります。直径7~8㎜。そしたら、地元の子供たちが「能喫!」(食べられる)といって、食べて見せるんですね。習って、私たちも食べました。甘くて、おいしかった。
昼食の席がたいへんだったのです。爆発してしまった!しばらく前まで沈み込んでいたのがウソのようです。郷の幹部が「あれを食べたんじゃないか?」といいました。麻黄だというのです。「食べすぎたら眠れなくなる」とも。私の腹痛も知らぬ間におさまっていました。
その直後に第1回目の植物の専門家たちが大同にやってきました。その人たちは食べなくても、マオウをみるだけで興奮したのです。ひじょうに古い植物で、分類学の教科書の最初にでてくるんですけど、たいていの植物の専門家は乾燥地には縁がなくて、自生しているマオウを実際にみるのは初めてだという人が多かったのです。
でも、いまは食べちゃいけませんし、持ち帰ったりしたらだめですよ。覚醒剤として、麻薬取り締まりの国際条約でリストアップされているのだそう。
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