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082)猛暑

 7月13日に大同に入りました。私がここに通いはじめて14年ですが、奇数年でよかった年はないのです。たいていは旱魃です。とくに99年は建国いらい最悪の旱魃、01年は百年に1度の旱魃といわれました。ことしは5月に雨があったので、あの2年ほどではありませんが、それでもかなりひどい。ある程度まで育ったトウモロコシの葉がしおれたり、春に植えた木が弱り切っているのをみると、農民といっしょに雨を祈りたくなります。
 そのうえ今年は早くから猛暑でした。6月25日には39・6度という史上最高気温を記録したそうです。皇帝の避暑地であった大同がすっかり様変わり。河北省の省都・石家荘は40度以上の日が7日間つづき、中国一暑い都市になったそう。西安も大差なかったようですね。
 環境林センターの汚水浄化装置はいま休止中です。付近の炭鉱職員住宅の生活汚廃水をきれいにして育苗の灌漑に使うのですけれども、その汚水がこない。付近の農民のなかでは、汚水の奪いあいで暴力沙汰まで起こっています。
 さいわい15日には70㎜ほどの雨が降り、一息つきましたが、20キロほど離れた白登苗圃はそれもなくてカラカラ。
 日本の夏はこれからですが、大同はすでにピークを越えたはず。8月にはいって立秋を迎えれば、急に涼しくなります。ガマンもあとしばらく。それにしても、雨がほしい!
  (2005年8月15日号)
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