611話)寒いんですよ……

 私たちが大同にきてから、おだやかな日がつづいて助かっています。ついそう書きましたが、夜はかなりひどいときがあります。12月9日の夜から10日朝にかけて、ひどい風が吹きました。泊まっていたホテルの部屋のすぐ下にテニスコートがあり、金網で囲まれています。それが風を切る音がすごかったのです。ピューピュー、ピューピュー。
 
 でも、夜は外にでませんし、日中、野外にでても、長くはいません。凍ってしまうからです。だから、寒いという実感があまりありませんでした。ところが12月12日の朝、くるまに積んであったミネラルウオーターのペットボトルがパンパンに膨らんでいます。完全に凍ってしまったのです。

 写真は前夜の飲み残しの白酒(パイヂュー)で、アルコール度数は35度。アルコールはこれくらいの温度では凍りませんが、水は凍ります。白濁しているのはそのためです。

12月13日、渾源県の懸空寺近くと、大同県のカササギの森で、短時間ですが、外にでて活動しました。おそらくこのころがこの1日の最高気温に近いのでしょうが、どちらもマイナス12度でした。外にいるときにはそれほど寒さを感じませんが、くるまにもどって、外が少し温まると、からだの芯が冷えているのを実感します。
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