612話)氷のうえの私

 南天門自然植物園の管理棟の少しうえに、直径5~6mほどの小さな池があります。少しうえに2か所の湧き水があり、その水がここに集まってきます。この水に惹かれて、私たちは、ここを敷地として選びました。この地方では、水の有る無しが決定的なのです。

 12月12日に、ここを訪れると、全面に氷が張っていました。日中でも0度を上回りませんから、だんだん厚くなっているはず。水が流れこんでくるのは、奥のほうです。それは湧き水なので、冬でもかなり暖かい。氷も薄いはずです。でも、池の中央部と、下手の氷は、厚いはず。乗ってみたい!心の虫がうごきだします。

 自分の足でトントンと氷をたたいてみました。だいじょうぶそう。でも不安です。李向東が、長さ1mあまりのポプラの太い棒で、ガン!と、氷をたたきました。なんともありません。だいじょうぶ!

 それでも、いきなり飛び乗ったわけではありませんよ。私はおくびょうです。ちょっとずつ、ちょっとずつ、池の中心部にすすんで、同行の川島副代表に撮ってもらった写真がこれ。大同にくるとき以外には着ない、分厚いダウンジャケットを着込んでいます。
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