493話)代替地

 環境林センターの代替地として、大同市が提供してくれたのはポプラの林です。中華人民共和国の建国(1949年)直後から、大同市の周辺では大々的な緑化運動が取り組まれました。首都北京の水源を守り、風砂を軽減するためです。

 植えられたのは小葉楊という在来のポプラです。最初はよく育ったものの、途中からいじけてしまいました。苗が小さなあいだは必要な水は多くありませんが、大きくなるにしたがって、水不足が深刻化します。旱魃の年には生命を守るために、先端を枯らしてしまいます。だんだん小さくなって、「小老樹」と呼ばれるようになりました。

 でも、ここのポプラはそれなりに育っています。土と水の条件が比較的にいいのでしょう。条件のいいところを一部は苗畑にし、それ以外のところは森づくりに活用します。
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コメント
 
 
 
Unknown (土八路)
2010-04-25 11:59:14
新しい環境林センターは三十里舗にあるそうです。それなら樊荘に近いですね。樊荘は私の古里ですから、しばしばそこに帰るんです。
 
 
 
近いですよ。 (高見)
2010-04-25 16:01:31
いま、地図で確認しました。樊荘という標識をどこかでみたと思ったのですが、すぐには思い出せなかったのです。開発区のところですよね。新しい拠点は三十里鋪よりもっと近く、二十里鋪村のすぐ北です。ですから、あなたの故郷にもっと近いのです。
 
 
 
Unknown (土八路)
2010-04-25 17:44:21
土八路 (Unknown)

2010-04-24 18:23:24

私は環境林センターから帰ってきたばかりです。午後の2時から、自転車でそこへ行き、やっと北門に辿り着きました。南北に走っている中央道には黒い車が一両止まっています。若い男が二人あり、留守番としてセンターを守っているようです。“誰でも中に入ってはいけない!”と言われて、私の見物要請が断られました。
仕方がないから、そこの東の道を沿って、南へ行き回って、刺つきの鉄線を潜って、ようやく先生の撮られた写真のところに着きました。
環境林センターへ行くのは、初めてですけど、最後の行きとも言えますね。先生の遣られた20年ぐらいの辛苦はそのまま残してくたさると,もったいないですね。

 
 
 
土八路 (Unknown)
2010-04-25 18:07:41
古い環境林センターでは、木の苗がだくさん植えていますね、その財産がいま誰に属するんですか、もし中日プロジェクトの財産なら、新しい所に移植したほうがいいと思います。そのままにしては間もなく破壊されてしまうと思います。中国では破壊したり浪費したりすることは想像より酷いですよ。
 
 
 
私たちの手を離れました (高見)
2010-04-26 07:03:48
地上の物件を含め、私たちの手を離れました。
 
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