1175話)小五台山(その入り口)1

以前にも書いたかもしれませんが、蔚県の地形はみごとに3つに分かれます。
中央部は東西に長い盆地で壺流河とその支流の両側に広がっており、標高は900m前後で、県の面積3220㎢の30.7%を占めます。
南部は深い山地で、平均海抜は1500~2000m、県の面積の35.4%です。
北部が黄土丘陵と低山で、海抜は1000~1500m、県の面積の34.7%を占めます。
今回紹介する小五台山は、南部山地の最高峰で、2882m。河北省の最高峰でもあります。東・北・中・南・西の五峰があり、山西省の仏教聖地・五台山よりは低いことから、小五台山の名がつきました。
2017年9月に行って、きれいな渓流が大きな岩をうがって流れていて、水が豊富なことに驚きました。その岩と流れを縫って、遊歩道が整備されています。蔚県でも中部や北部は年間降水量が平均400㎜ほどなんですけど、南部は多く、なかでも小五台山地区は580~700㎜もあるそう。
雨期はここも6~9月なんですけど、冬には雪も降り、高所の日陰地では万年雪もあるようです。雪解け水もあるのでしょうね。
あとで調べると、私たちが訪れたのは小五台山のなかでもほんの入り口の金河景区といわれるところで、小五台山国家級自然保護区はそのさらに奥にあるようです。
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