1133話)南天門自然植物園の変遷(20)

これは灌木です。南天門自然植物園の日向斜面にたくさん生えていて、ふつうなら写真を撮る気にもならないんですけど、あまりにもみごとに花がついていたので、ついシャッターを切ったのでしょう。2004年7月の撮影です。

このときからデジタル一眼レフに換えています。それまではフィルムでしたので、遠慮しながら撮影していたんですけど、このときから急に撮影枚数がふえています。

ニンジンボク(荊条 Vitex negundo L.heterophlla(Franch.)Rehd.)で、水土保持を目的に北京周辺などではたくさん植えられているようです。わが家の近所の園芸店で、種はちがうかもしれませんが、よく似たものを売っています。

大同では霊丘県には自然の植生がたくさんあるんですけど、すぐ北の渾源県、広霊県でみたことがありません。大同市北部の陽高県大泉山村にはありますが、あそこは緑化のモデル地で、いろんなものが植えられていますので、おそらく人工的に導入されたものでしょう。

霊丘県にはあって、渾源以北にみられないものは、ほかにもあります。山西省自然地図冊によると、霊丘県は中温帯に属し、渾源県は寒温帯に属するということになっています。そのちがいが植生にも現れているのでしょうか。
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