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834話)きびしい自然

 万里の長城遭難事故で、事前の下見がなかったことが責められています。でも、下見があったらだいじょぶかというと、そうでもない。気象なんてすぐに変わりますからね。大同は事故の現場と近く、自然条件もよく似ていますが、さらにひどいともいえます。

 カササギの森の中央部に谷があります。谷底に北から南に小さな流れがあります。この水をつかって植樹のさいの灌水をまかなってきました。ところが10年のうち9年は干ばつといわれるくらい雨が少なく、ひどい年はこの水が涸れてしまいます。

 また10年に1度は大水、と歌われます。2003年がそのような年で、7月下旬にこの谷の上流で激しい雨が降りました。深いところでは4mもの土石流になり、一抱えもあるポプラがなぎ倒され、河底の緑がすっかり流されてしまいました。下流の聚楽村に土石流が流れ込み、4人の犠牲者がでました。

 カササギの森の敷地内では雨はそれほどでもなかったのですが、ピンポン玉大のひょう(雹)が降り、20cmほど積もったといいます。(こんな話は大きくなるからな…)と私は思っていたのですが、土のうえにゴルフボールのような窪みがズラーッと並んでいるのをみて、信じるのは自分の目だけといっている私も、その話を信じました。
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