中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
892話)マツの苗を植える

ワーキングツアーのメンバーも参加して、マツの苗を植えます。ここは主としてモンゴリマツ(樟子松)。整地作業のところで、3m間隔に溝と土手をつくると書いたのですが、この写真でその意味がわかると思います。マツの苗は溝の底に、溝と土手とがつくる壁に寄せて植えます。
苗の間隔は1mです。これで、1haあたりの本数は3300本になります。
乾燥地では、樹木が育ち、森林が成立するのは、たいてい北向きの日陰斜面です。南向きの日向斜面は草も育ちにくいのです。ところがこの采涼山プロジェクトの立地は完全な南斜面。大同市林業局の技術者が最初にあげたのがこの問題です。
ところがこのように整地してあると、溝と土手とでつくる壁が、人工の北向き斜面になるわけですね。小さなものですが、植える苗も小さいので、たったこれだけのものでも、太陽の光が水分を飛ばすのを遮る効果があるのです。
小さな苗を植えるのに、こんな大土木工事をしなくてもと考えて、こっそりいろんな植え方を試してみたのですが、結果はさんざんなものでした。ひじょうに優れた草の根の技術なのです。
苗の間隔は1mです。これで、1haあたりの本数は3300本になります。
乾燥地では、樹木が育ち、森林が成立するのは、たいてい北向きの日陰斜面です。南向きの日向斜面は草も育ちにくいのです。ところがこの采涼山プロジェクトの立地は完全な南斜面。大同市林業局の技術者が最初にあげたのがこの問題です。
ところがこのように整地してあると、溝と土手とでつくる壁が、人工の北向き斜面になるわけですね。小さなものですが、植える苗も小さいので、たったこれだけのものでも、太陽の光が水分を飛ばすのを遮る効果があるのです。
小さな苗を植えるのに、こんな大土木工事をしなくてもと考えて、こっそりいろんな植え方を試してみたのですが、結果はさんざんなものでした。ひじょうに優れた草の根の技術なのです。
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