629話)豆腐

霊丘県の市場のなかで巨大な豆腐が売られていました。売るときは、包丁で切ってふつうのサイズで売られています。1丁が2.4元ということです。だとすると日本円で30円を超しますから、かなりの高値。大同市内で暮らしている王萍さんも「うわー、高い!」といっていました。売り主は「おまえが買わなくても、常連さんが買ってくれるわい」といった調子で、かなりの強腰。

この地方の豆腐は、おいしいと思います。私にとっては、そのむかし自分のうちで祭などのさいに手作りしたような、なつかしい味です。ダイズの香りと味がそのまま残っています。にがりのききぐあいもちょうどいい感じ。

ですので、大同では豆腐の料理につい手がでます。もっとも一般的な農家料理に「大会菜」があります。肉、野菜などを、ごったに煮込んだもの。そのなかでも豆腐は欠かせないんですね。そのなかで、私は無意識のうちにも、豆腐を選んでとっています。
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