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604話)菌根菌とマツの苗

マツの苗の育苗に菌根菌をつかっています。以前、大同県国営苗圃の一角で委託栽培してもらったときは、とてもうまくいきました。

2005年から白登苗圃を建設し、マツの育苗はここでおこなうことになったんですけど、そのとき手抜かりがありました。場所が変わり、人が変わるなかで、技術の継承にうまくいかないところがあったのです。

この春、小川眞先生にもう一度、きっちりと指導してもらいました。苗床の土に、松林の表土をまぜこみ、そこにアブラマツの種を蒔いてもらいました。松林の表土のなかには、菌根菌つまりはキノコの胞子がはいっているからです。この地方には、ヌメリイグチ、チチアワタケ、アミタケなどがあります。

8月中旬に白登苗圃に着き、さっそくそこの苗をみたんですけど、私の目には、大きな差があるようにはみえませんでした。まあ、抜いてくらべるのは、私にはちょっとおっかない。9月初めにきた小川先生が、そうやって育てたものと、そうでないものとを抜いて、くらべてくれました。こうなるとはっきりと差がでますね。いうまでもなく、右側が菌根菌を接種したものです。
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