中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
329話)華厳寺の修復工事
大同市内の定宿のすぐそばに、上下の華厳寺があります。遼代の創建、現存の大雄宝殿(写真右奥)は金代に再建されたもので、中国の仏教寺院のなかでも最大級だそうです。そしていま、その周囲を含めて伽藍の修復工事がすすんでいます。びっくりするのは、そのスピード。
昨年9月に訪れたときは、まだ工事がはじまっていませんでした。大雄宝殿以外の堂宇は形すらなく、そこにはレンガ建てのビルが建っていました。12月にいってみると、ビルは壊され、木造の建物が立ち上がりつつありました。そして、この7月には、このように伽藍ができあがりつつあります。日本だったら、宮大工さんが何年もかけてコツコツと建てるんでしょうけど、ここではこのスピード!
興味深いのはこのお寺の配置で、全体が東向きに建てられています。一般の寺院は南向きですね。このお寺が建った遼代・金代は、中国の北半分を北方の少数民族、契丹や女真が支配した時代で、大同はその副都だったのです。彼らは太陽の昇る東の方角を神聖視していたのだそう。
昨年9月に訪れたときは、まだ工事がはじまっていませんでした。大雄宝殿以外の堂宇は形すらなく、そこにはレンガ建てのビルが建っていました。12月にいってみると、ビルは壊され、木造の建物が立ち上がりつつありました。そして、この7月には、このように伽藍ができあがりつつあります。日本だったら、宮大工さんが何年もかけてコツコツと建てるんでしょうけど、ここではこのスピード!
興味深いのはこのお寺の配置で、全体が東向きに建てられています。一般の寺院は南向きですね。このお寺が建った遼代・金代は、中国の北半分を北方の少数民族、契丹や女真が支配した時代で、大同はその副都だったのです。彼らは太陽の昇る東の方角を神聖視していたのだそう。
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