596話)応県の木塔

 現在の山西省はほとんどはげ山で、大きな木はほとんどありません。ところが、宋(960~1127)、金(1115~1234)より前の木造建築物は山西省に106か所残っており、それは同時代の全中国の木造建築物の70%以上にあたるそう。森の文化の栄えたところなんですね。大同周辺にはとくに多いのです。  その代表的なものが応県の木塔で、正式には仏宮寺釈迦塔といい、高さが67mで、世界最大級。遼代、105 . . . 本文を読む
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