はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(I)記憶の形成は作為

2011-08-30 10:31:29 | 小説
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)
クリエーター情報なし
アスキーメディアワークス


「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(I)記憶の形成は作為」入間人間

 監禁事件後の、恋日先生との入院生活を綴った「うそが階段を登るとき」
 退院後の、みーくんへのいじめといじめを首謀するトーエとの日々「ともだち計画」
 監禁事件以前の、にもーととの狩りの記録「蟻と妹の自転車籠」
 監禁事件後に、再び監禁されたみーくんと監禁したまーちゃんの話「HappyChild」
 監禁事件なんてなかったIFの世界「壊れていない正しさのある世界なら」
 の5編が収録された短編集。
 

「蟻と妹の自転車籠」
「HappyChild」
にもーとの話とまーちゃんの話はいまいち。「えっ」とも「おっ」とも思わなかった。というかまあ、キャラの好みの問題だとは思うのだけど、僕はまーちゃん好きじゃない。にもーとは好きだけど、今回は普通だった。まーちゃんはエキセントリックにすぎた。
「うそが階段を登るとき」
 恋日先生が若い! というのがなんか良かった。行動自体はあんまり変わらないような気もするのだけど、いってることが若い。きちんと悩んでる。悩みすぎてぐだぐだになって医師辞めてしまった本編とは違う感じ。作中に出てくるヤマナさんてのは、たぶんリゾートホテルで出てきたあの人のお姉さんかしら?
「ともだち計画」
 トーエに関しては、作中何度か名前が出てきていたような気がするのだが、印象が弱くて覚えていなかった。Wikiによると、「電波女と青春男」に出てくるらしい。まあなんつーか、それはそれとしてかわいいです。やることも割にソフトだし(比較的ね)、この娘と一緒に成長していけたら、みーくんももうちょっとマシになっていたのではないのか。無理か?
「壊れていない正しさのある世界なら」
 あっれー? ゆゆ出て来ないじゃん、責任者出せよ、と思ってたら出てきた。本打ち登場。しかも壊れていないみーくんとラブでコメなので、喜ぶ人はめっちゃ喜ぶと思う。僕は喜んだ。なんか同人くさい気もするけども。 

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