子供の時、父親に買って貰ったプラモデルがソ連製の戦車T34。
何故か、ドイツの戦車よりも小柄なT34の方がプラモデルとして好きでした。
この映画も当時のドイツの戦車に互角、それ以外に戦うT34が。最近はあまりみなくなった戦車の映画。ドイツ側の将校との因縁の関係もあり、それなりに見応えのある映画。
クラシックに詳しくなくてもハチャトゥリアンの”剣の舞“は誰でも聞いたことのある曲。アルメリア人のハチャトゥリアンがソ連の支配下で民族的に虐げられる、そんな中でバレー組曲ガイーヌを作曲、そのクライマックスに作られた剣の舞。
音楽による民族の思いを込める、そしてオイストラフ、ショスタコーヴィチとの関係も。
たった8時間で作曲した、ということですが、もう少し、踏み込んで描いて貰いたかったと。少し消化不良の感じがした映画。
中島みゆきさんの曲が好きで、また、彼女の曲の中でも好きな曲、“糸”。他には”時代““誕生””海よ“が好きな曲。
“糸”という言葉から連想されるものは色々と。
”繋がり“
“織り込み”
”複雑に絡む“
等。
中島みゆきさんの“糸”は、繋がりと織り込み。人と人の出会いと互いの関係で織り上げる二人の人生、それがすてきナイスグループ歌詞になっていると思います。
この映画、残念ながら出会いの”糸“がテーマ。出会ってからの二人で作る人生の部分がない、その事が少し中島みゆきさんの曲から離れているかな。
でも、主演の二人は勿論、周りの俳優達も素敵でラブストーリーとしてはとても見応えのある映画。
それにしても、こういう映画、北海道が似合いますね。
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