ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

シーハイル!春の足音がきこえると寂しさも

2023-02-27 12:49:55 | スキー
”三寒四温“
冬の終わり、春の訪れを表す季節の移ろい
早朝の中央高速は、谷あいから湧き出た霧で真っ白に
春の訪れの光景
天気は下り坂、新潟県妙高市の赤倉観光リゾートスキー場(アカカン)も重い雪とガスの中
地元の知人と合流して、霧の晴れ間を。
アカカンは標高差があるので、高度によっては雲の切れ間を見つけることが出来ます。
知人は新しい“武器”のNTNで。
嫁さんは昔ながらのテレマークスキーで。
アカカンはリフト券を購入するのに長い列、その後は今度はゴンドラの長い列、と朝の内はシーズン券をもった人の特権で空いている整備されたゲレンデ気持ち良く滑る時間。
スキー客も少なくて気持ち良く
徐々にリフト券を購入できたスキー客も増えてきたのでコーヒータイム
シーズン券の特典のコーヒーチケットで。
知人と色々と話しこんでいたら昼近くに。

用事のある知人と別れて、赤倉で(個人的に)1番美味しいランチと思う”ぽん太郎“さんで。
高谷池ヒュッテの常連客と遭遇。なんと81歳の初心者テレマーカーとその“保護者?”
彼等はビールでお昼を楽しく、でも、我々はこれから車で移動するので”泣く泣く“水で、乾杯
久しぶりに会って楽しく。もう、登ることも無くなった高谷池ヒュッテの話で盛り上がりました。
素敵な山小屋だったのですが。
知人たちと別れて、上越市高田の金谷山スキー場へ。超ローカル、とはいえ地元の人達が最初にスキー、ボードに触れる地元の人達にとっては大事なスキー場
リフトは1本、懐かしい昔ながらのシングルリフト。
1本なのに“第2リフト”
ゲレンデ内に流れる福山雅治さんのラジオ番組を聞きながら、カタカタと心地良く揺れていきます
山頂から高田平野方面


我が家以外にはスキーをしているのは他に2人。
下では家族連れがソリあそび
このスキー場の真下をトンネルで上信越自動車道と北陸新幹線がとおっています。
スキー場からも高速道路、スノーシェッドに覆われた北陸新幹線をみることが出来ます。
昼にあった知人が半世紀近く前に植えた、という山桜も。
長閑なスキー場

リフト券、むかしからデザインは変わっておらず、値段だけ上からシールを貼って使っています。11回券ですが、1回分はオマケして貰って2人で6回乗車
この金谷山スキー場は、日本のスキーの歴史にとってはとても重要な場所。
オーストリアのレルヒ少佐が招聘されて、この地で軍事目的のスキー教練を。
日露戦争、八甲田での雪中行軍での大惨事をうけてスキーの軍事利用のために教練。
1911年に”メテレスキー!“(スキーを装着せよ)
の掛け声、これが日本初のスキー。
因みに次に発せられた命令は“オテレスキー”(スキーをぬげ)とのこと
レルヒ少佐が最初にスキー教練をしたのは現在のスキー場の反対側、高田平野方面。レルヒ少佐の像が高田平野を見下ろすように建っているのはそのためかもしれません
天気も悪いので米山は雲の中

宿泊地妙高赤倉に戻る途中、新井の山岸酒店さんへ。地元のお酒を。
夜は、地元の知人と。
宿近くのバス停も雪の中
夜のための”ライト付の傘“
クラウドファンディングで。
夜は赤倉でも美味しい“うどんの歩”さんで。
地元の食材と地元の美味しいお酒で。

戻ってきたら思ったほど雪は積もっておらず、妙高らしい、歩いていても判らないふり方ではないです。そして、特徴的な湿っぽい雪。

美味しい料理とお酒で気持ち良くすぐにバタンキューと

翌朝、思ったほど雪は積もっておらず、昔のような一晩で1-2m近く降る赤倉らしくない積もり方
昨日以上に視界悪く、さらに風が強く雪も舞っているので名古屋へ高速道路使わずに。

とある、”春の訪れ“を探しに
野尻湖のナウマンゾウの像
ここでナウマンゾウの骨が発掘、今でもときおり発掘調査されているようです

以前は冬場はブルーシートで覆われていましたが、今はむき出しに
子象は雪に埋もれています

長野市内、松本市内を抜け道でぬけて木曽路、国道19号線へ
木祖村に入ると、探していた春に

福寿草



雪の中から蕾が沢山
これからどんどん春を連れてきます。

そして上松町のいつもの“越前屋”さんへ。
店の入り口にも咲きかけの福寿草

冬の木曽路の食べ物”すんき“を使った“すんきそば”。雪深い木曽路での冬の保存食、漬物を発酵させた”すんき“。
酸味が蕎麦に良く合います。
これが食べられなくなったら本当の“春”
馴染みのお店の方と福寿草の話しをしたら、”店の周りにも沢山あるから観ていって“と
確かに陽の当たりの良いところでは沢山
木曽路の寒い冬も間もなく終わり

春がくる、ということはスキーシーズンも終わり。普通は春の訪れで人々は喜びます。
でも、スキーをする者にとっては、今シーズンも終わり、と寂しさも。

さらに還暦超えて、“(経済的にも体力的にも)あと何年、スキーが出来るのだろうか”とさみしい思いが強くなる春の訪れ













































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