本来ならば、日本人初のノーベル賞受賞者となるはずであった病理医のお話。のちに、このモデルの主人公の病理医と受賞を争ったやはり病理医の研究は間違えであったことが判明。
ひたすらに、兎の耳に刺激を与える実験を愚直に、長年に渡り、実施、そして世界初の人工癌の作成に成功。
このような人が、存在することすら知りませんでした。
この研究のもとに、後世、癌研究が進みます。
それを主人公の出身地、長野県上田市の有志が中心になって作られた映画。
このような、郷土の名士を映画化するのも、町おこし、村おこしになると思います。
出演者もこんな人が!という俳優も出ておられ、伝記映画としては面白かったです。
そう言えば、昔、自分自身が腎臓癌になり入院していたときに、主治医から
“研究者は沢山いて、ひたすらネズミの頭を叩いているヤツもいる!”と言われました。このような地道な研究が、やはり必要なのでしょう。最近は、日本人のノーベル賞受賞者が
“今の日本では基礎研究が疎かにされている”と指摘。
どうも、日本(に限らないかもしれませんが)では、すぐに結果のでないものに、見向きしない(生活するのが大変)風潮が強すぎるような気がします。
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