仙台から名古屋へ
高速道路はETC休日割引なく、ガソリン代と合わせると25,000円以上、渋滞に巻き込まれて10時間近くかかります。フェリーは秋の特別割引料金で通常よりも20%安く。部屋にもよりますが車より若干高く、でも楽に帰ることができます。
フェリーは、北海道へ新日本海フェリー、九州へはサンフラワー(商船三井)、と今回の太平洋フェリー(名古屋鉄道)と日本の大きな長距離フェリーに。
太平洋フェリーは初めてですが、船自体は新しくなく、WiFiが自由に使える他社に比べて古さを感じます。
フェリーの先頭部が開閉するのはこのフェリーの特徴。トラックがメイン。
名古屋行きのタグをつけて。
出航の銅鑼も無く、突然静かに出航
この太平洋フェリーは仙台港では頭から入港、出航の時には後退して180度方向転換。因みに名古屋港も頭から入港。
仙台港近くの場外市場で地元の魚を使った寿司と石巻の日本酒
これは市場で買った自宅用のお酒。鳴子温泉のお酒と栗駒山近くのお酒
しばらくして名古屋からの友船“きそ”とすれ違い。すれ違いのときには航海の安全の為に互いに汽笛を鳴らします。ただ、他のフェリー会社のフェリーに比べると汽笛の音が少しショボいと、あくまでも個人の感想ですが
夜は、バイキング。とはいえ町中華がテーマ。
夜は、バイキング。とはいえ町中華がテーマ。
ウィークデー。乗船しているのは、トラック運転手さん、そしてガッチリとした体格の若い人達、そして年配者。体格のよい若者達はお酒を飲まずにひたすら沢山食べています。翌朝、わかりましたが自衛隊員の皆さんでした。
それにしても年配者、それもかなり歳上の人達が多く、バイキングではしばしば渋滞。何を取るか判断できず右往左往しています。
自分も退職した身分なので色々と考えさせられます。やはり、引き際は考える事も必要なのかなと。
このフェリーでは夜、無料のコンサートがあり、この夜はピアノと電子ピアノ。ただ客層を観て曲を決めているのかもしれませんが、あまりにも古すぎる選択。どう考えても75歳以上、団塊の世代の人達向け。もう少し考えるべきだと。
関東沖では波も高く、少し揺れましたが名古屋港へ
名古屋港は日本有数の輸出入取り扱い港。多くの船舶が名古屋港を出入りします
入港には船舶が一列に並んで。
名古屋港から三河湾にかけてはイルカの一種であるスナメリの生息地としても有名。何頭かのスナメリを見ることができました。
入港には船舶が一列に並んで。
名古屋港から三河湾にかけてはイルカの一種であるスナメリの生息地としても有名。何頭かのスナメリを見ることができました。
名古屋港近くの日本製鉄の名古屋製鉄所の横を
名古屋港のシンボル”トリトン“も見えてきました。
このトリトンは橋を支えるのではなく、柱からワイヤーデ吊り下げている吊り橋の構造
名古屋港のシンボル”トリトン“も見えてきました。
このトリトンは橋を支えるのではなく、柱からワイヤーデ吊り下げている吊り橋の構造
吊り橋構造のトリトンを下から見る経験は初めて。
名古屋港でも頭から港に着岸。
数日前にくらべて名古屋も涼しくなっています。
定刻の10:30に入港。
名古屋港から帰宅する途中に名古屋飯の“鉄板ナポリタン”を
それにしても、初めて乗船した太平洋フェリー。割引だったので個室を利用しましたが、新日本海フェリー、サンフラワーと比べると、雰囲気はかなり違います。
何と言っても、新しい船も既に10年以上の船で部屋の調度品にも古さを感じます。ときおりトイレからカタカタ音がするので見に行くと、金具が緩くなってはずれています。また、フロントには誰もおらず、真っ暗。船内も就寝時間ではないのに暗い。仙台港出航も全く何もなく静かに出航、全く、旅行感はありません。名古屋港入港もほとんど案内はなく、着岸直前に放送。
やはり、経営母体が名古屋鉄道だからかな、と。船旅への気配り、雰囲気作りは他のフェリーに比べるとかなり劣ります。
フェリー会社はそれぞれ個性があるなと感じた、そんな船旅でした