社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

高校総体終わる!②

2015-06-02 16:09:20 | Weblog

 

 男子シングルスは、卓球としては県高総体史上2人目の1年生チャンピオンが誕生した。

 しかも一人目は、h11年の陳選手(大野)なので岩手県人としては吉田俊暢(専北1年・花北中)が実質初めての快挙なのである。

 大会前から、これが本命だと言われる抜きん出ている選手がおらず、多くの選手にチャンスがあると思っていたが、プラボールに変わったこともあり、吉田は常に落ち着いたプレーを続け栄冠を手にした。

 2位には、村上(高田3年)が準々決勝で川合(専北2年)、準決勝では久保(専北2年)を接戦の末下し、セルボールでは分の良かった対吉田戦だったが、今大会のプラボールは打ち崩せなかった。もう一人の3位には第1シード本間(専北2年)が同じように吉田のカットを打ちきれずその軍門に散った。

 そのほかベスト8に入賞した中では、菅原(一関一)が粘り強いカットと反撃で素晴らしいプレーを見せていて、その試合態度も好感の持てるものであった。砂子(専北1年)は、16決定で団体戦では準決勝で本間を下した佐々木(水沢2年)を大接戦の末3-2で下し、その勢いで熊谷(専北3年)のカット打ち破った戦いは今後に期待を抱かせるものだった。萩荘(一関工2年)は非凡さを感じるプレーもあるが、長続きしないのが残念である。

 その他では、吉田との同士討ちで敗れた高橋(専北1年)が大きな声で元気のあるプレーをしていたし、西舘(一関工2年)はドライブとフラットのボールを上手く使い分けていたが、もう一つサーブレシーブの工夫が必要である。

 一方女子では、大本命の塚本(大野2年)が全試合全く危なげなく初優勝を飾り団体とダブルスを合わせ3冠王となった。

 男子と違って、女子では彼女を脅かす存在がなく、ある意味予想通りの結果であった。

 彼女の強さは、サーブレシーブの安定性の高さと勝負勘、そして大崩れしない強い精神力から来ているものであり、日頃の努力の成果だと思っている。また一つ一つの技術も他の選手とは違って安定性抜群であった。

 2位には、数々の接戦を勝ち抜いた土田(大野2年)が入り、3位には柳田(大野2年)と高橋(盛岡誠桜3年)が意地を見せて入賞した。

 その他では、渡辺(一関一3年)が地元の応援を背に、自らも元気溢れるプレーで第2シード熊谷(専北2年)を下しベスト8に進んだし、菊池(花南3年)はバックの粒高を上手く駆使しフォアの強打を活かし、千葉(大東3年)も粘り強いプレーで8に入賞した。佐藤(一関一3年)は、8決定で唯一塚本を苦しめた一戦は記憶に残る健闘であった。気仙出身の鈴木(専北2年)・千葉(盛岡誠桜2年)・菅原(高田2年)も熊谷(専北2年)を含めた同学年4人もそれぞれランク入りし頑張っていた。

 明日は雑感を記してみたい。

   

   

   

   

   

    *写真は、男女シングルス決勝。