社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

中島杯終わる!

2012-02-20 14:46:37 | Weblog

 昨日は、花巻市総合体育館アネックス(第3アリーナ)で第38回中島正郎杯争奪卓球大会が開催された。

 男女各40名が、それぞれ5人ずつ8ブロックに分かれて予選リーグを行い、各リーグ上位2名が決勝トーナメントに進む方式で行われた。

 さて、男子では予選リーグでの番狂わせを思わせるような試合はほとんどなく、まずは順調に中学生が2人、高校生が7人、大学生(招待選手含む)が2人、5人というベスト16が決定した。

 決勝トーナメントでは、皆川・大槻(猿沢中3年)が共に1回戦を突破ベスト8に進出、力のあるところを示し、高校進学後(専大北上?)もますます楽しみになってきた。

 そのほかでは、高橋優人(水沢)が実力者菅生光輝(大船渡クラブ)を3-2のフルセットで下し、つづく準々決勝でも大槻(猿沢中)を3-0で破りベスト4に進出、準決勝では北原(専北)に0-3と後じんを拝したが内容は競っており可能性を感じさせた。

 今年の招待選手 神 巧也(明治大1年)選手は、巧みなサーブとラリー戦での格の違いを見せつけ、終始危なげなく優勝を飾った。もう1人の3位には社会人の意地を見せた滝浦一樹(シオノギ製薬)が入賞した。

 神選手は、青森県黒石市の出身で試合態度や挨拶礼儀についても招待選手にふさわしい素晴らしい好青年であった。今後のますますの活躍に期待したい。

  一方女子では、中学生が4人、高校生が9人、一般が3人というベスト16の布陣となり、もしかしたら大野勢の上位独占化と思われたが、石川真須美(東北銀行)が社会人の落ち着きと戦術で上回り、嬉しい2回目の優勝を成し遂げた。

 今年度、今大会まで県内では敵なしの注目・滝浦華奈(大野高)は、準々決勝で瀬川沙希(3位)との同士討ちで2-3の大接戦の末敗れ今大会最大の番狂わせであり、今年度最後の個人戦で完全制覇の道が立たれた。

 そして、最近の北日本・東北高校選抜などの好成績から、ダークホースと見られていた平舩文(大野高)は高橋との同門対決で敗れ3位に甘んじた。

 同士(同門)対決は、予想とは違う結果になることが意外と多いのである。優勝した石川にとっては、天敵とも思われる滝浦の敗戦が確実に自分の優勝に結びつける格好になったのかも知れないのである。

 また、注目の花の中3世代はそれぞれ実力を発揮し、高橋梓海(大野中)が決勝まで進み石川にもセットオールと競り合ったが、最後は経験豊富な石川の軍門に散った。

  敢闘賞には、男子吉田千畝(花北中3年)が選ばれ、女子では佐々木南(花巻中3年)がベスト8に入賞し受賞した。

 また、この大会には滝浦3兄弟姉妹、大槻兄弟、吉田兄弟(花卓ジュニア)、高橋兄妹(花卓ジュニア)が参加していてそれぞれ持ち味を出していた。

 雑感ではあるが、藤澤幸子・村上千賀子の両ベテラン優勝経験者も若い世代を相手に奮闘していて、その姿勢は高く評価したいと思っているし、来年もまた元気なプレーを見せて欲しいと思っている。