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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

二ツ井駅~道の駅を歩く

2021-06-30 00:16:50 | 秋田の季節・風景
以前、ちょっとだけ触れていた、今年3月下旬の能代市二ツ井訪問。
奥羽本線・JR二ツ井駅から「道の駅ふたつい きみまちの里」まで、歩いてみた。
二ツ井駅は町中心部にある。道の駅は直線で2キロ、最短の道のりで2.5キロの、川を渡ってトンネルを抜けた、景勝地「きみまち阪(きみまちざか)」の国道7号沿いにある。
1992年にできたが、バイパス建設のために、2018年に道路向かい側に新築移転している。車で旧・道の駅に来たことはあったが、新・道の駅も、歩いて行くのも初めて。

というか二ツ井駅で乗降するのも初めてだ。
この記事の通り、二ツ井駅は今春をもって、JR子会社による業務委託とみどりの窓口が終了。能代市による簡易委託駅になった。
券売機はなくなり、乗車券などを売る窓口(指定券等制約あり)がある。改札・集札は行わないので、ワンマン列車ではいちばん前のドアだけが開き、きっぷ等は車内収受。【30日補足・乗車は前の車両後ろ寄りドアのみ開く。】
ホームに「白神山地の玄関口 能代市 二ツ井町」
見覚えのある看板。25年前、弘前へ行き来していた当時からあって、能代市と合併時に「能代市」を付け足したほかは変わっていないと思う。
奥羽本線の秋田~弘前は、駅数も、時間も、距離も、二ツ井駅がほぼ中間。これを見ると、半分来たと思ったものだ。

白神山地が世界遺産になって注目されたのが1993年以降。その感覚では、五能線のほうが白神山地との結びつきを強く感じるので、二ツ井で白神山地の玄関口は若干違和感もある。ここから藤里町のほうへ行けば、白神産地だが、自治体が別ということなのか、右の観光案内には白神山地関連は何も書いていない。

二ツ井駅舎
この辺の国鉄駅舎によくある形の駅舎。後ろは杉が茂る山で、この地にふさわしい雰囲気。
能代や藤里へ行く秋北バスと、コミュニティバスが乗り入れる。道の駅へ行くコミュニティバスもある。
駅舎を背に
駅前から正面に道が伸びていて、駅前商店街【7月1日追記・「駅通り商店会」とあった】。営業している店はわずか。
まっすぐに進むと、米代川に突き当たる。そこを左方向・川をさかのぼれば道の駅方向だが、川は曲がっているので、少々遠くなる。
最短ルートは、駅からすぐの信号「二ツ井駅前」交差点を左折(右へ曲がると市街地)して、県道317号を進む。この記事の通り、1995年までは国道7号だった。
「↑羽州街道 建設省」と書いてあったらしい【30日補足・「羽」の半分が落ちて拾われたらしく、「↑」に掛けられている】
正面にきみまち阪の丘を見て、住宅などが続くありふれた道を駅から1.3キロほど進む。【7月1日追記・この辺り「荷上場」交差点で県道317号は折れて、直進側は県道322号に変わる。322号へ。】すると、
川を渡る
急にそれらしい風景に転換。右手に米代川が寄り添ってきて、さらに前方に続く。これから渡るのは、米代川支流の藤琴川。合流する直前に架かる橋。青いトラス橋で、1952年にできた「琴音橋」。
この時はトラスの塗装工事をしていた。秋田市の雄物新橋のように、天井というか上部がない側面だけの「ポニートラス」と、普通のトラスが混在する。
琴音橋は下流側にしか歩道がないので、駅方面から歩く時は、早めに右側へ渡っておいたほうが無難。
琴音橋からの眺め。米代川は左から右へ流れる
このすぐ上流側には今の7号線も寄ってきて渡り、さらに上流には奥羽本線の橋も架かる。

琴音橋の先には、トンネル。(7号も奥羽線もトンネル)
車道と歩道で別々
車道のほうの新しい案内標識は「きみまち阪トンネル」(トンネルの銘板は不明)。
歩道用
歩道の銘板は「きみまち坂歩道トンネル」で「坂」表記。
東北地方建設局(国交省東北地方整備局の前身か)、1973年3月、延長70m、巾3m、高2.95m、施工 大森建設株式会社(能代市)。

ちょっと怖い雰囲気もなくはないが、一直線で向こうも見えるし、ウオーキングの人もいて、昼なら大丈夫でしょう。抜けて振り返ると、
岩肌

外側には米代川も
車からでは、じっくりとは見られない光景かな。

川に沿って道路も緩くカーブしていて、道の駅の建物ははっきり見えるが、微妙に遠い。
7号線が合流してきたり、道の駅でない建物があったりして、少々複雑そうにも見えるが、川側(駅から来て右側)歩道を歩いていれば関係ない。
トンネルを抜けて600メートルほどで、道の駅の横から入る感じ。【7月1日追記・県道は国道に合流して終わり(県道322号としては起点)。】
道の駅中央にはバス停2本
コミュニティバスの「道の駅ふたつい」と、秋北バスの「二ツ井(道の駅ふたつい)」。
秋北バスは一般路線は通らない高速バス専用で、訪問時点では首都圏方面の夜行「ジュピター号」専用。6月からは秋田市方面も停車している。
内部も木材が多用
二ツ井駅から30分強かかった。高低差や危険な箇所はなさそうで、天気のいい昼間なら歩いて問題なし。この後、きみまち阪の上のほうへ登って下りるとなると、かなり体力を使いそうですが…
二ツ井のその他の風景など、いずれまた
コメント (2)
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