広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ツツジなど

2012-05-20 14:26:51 | 秋田の季節・風景
若葉の季節を迎えた秋田市は、最近はぱっとしない天気が続いていた。
今日は久々の快晴で、気温も20度を越え、しばらくはこんな天気が続きそう。

ツツジが見頃。
ツツジの開花は、花色が赤など濃いものから白など薄いものへ進む傾向がある。今日時点では、おおむね赤系統が終わりかけ、白が咲き始めたかどうかといったところか。昨年同様、例年に比べるとやや遅いようだ。
※秋田のツツジに関する過去の主な記事:2009年2010年2011年

まずは、ツツジの名所・千秋公園。
日曜の早朝とはいえ(だからか)ちらほらと見物の人が訪れていた。
広小路に面した穴門の堀の土手(秋田県民会館の土手)は、早朝だったので影ができてしまったけれど、
 白はちょっと早い
【20日17時画像追加】上の朝の写真とは反対側のポケットパークから午後に撮影した写真をアップします。↓



中に入って、二の丸奥の胡月池から本丸へ上る階段や「鯉茶屋」前の斜面。
胡月池越しに
やっぱり白はまだ早い。この斜面は白の木が多いようなので、これからが見頃かな。
記事冒頭の写真もここです

胡月池の藤棚のフジは、この記事などで紹介した通り、開花時期が異なる2本がある。現時点では、早いほうが咲き始め、遅いほうはまだつぼみだった。


以前もきれいだと感じた、保戸野(ほどの)地区の市道「保戸野みその通り」の街路樹のツツジ。
保戸野みその通り
ここ数年は刈り込まれていないようで、木の形は乱れてきたものの、花はきれい。ここは赤も白も見頃だった。
 

斑点入りの花弁
花弁の斑点は上側の1枚に多く、他の4枚にはほとんど出ていないのが不思議。どういうメカニズムなんだろう。(重力を感知する「屈地性」とかだろうか?)



さて、2009年1月に倒産した地元の元祖ビジネスホテルの「ホテルハワイ」。秋田市中心部にあった3店舗は、いずれも閉鎖され、そのまま。
広小路の秋田駅と千秋公園の間の「駅前店」跡
その玄関前に、白と赤のツツジが鮮やかに咲き誇っていた。
奥の壁には落書きが…
この建物や土地はいつまでこのままなんだろう



ここでツバキの話題に変わります。
広小路の秋田西武前
今まで気づかなかったが、地下の飲食街直結の階段前に、ツバキの木があった。
赤い八重咲き?
いや、八重咲きとは違う。
中がカーネーションのようにぐしゃぐしゃっとなっている。これは「獅子咲き」という咲き方だそうだ。

他にも2010年5月10日の記事と同じく、今年も南大通りのライラックやJR東日本秋田支社前の乙女椿(昨年刈り込まれてしまったが、今年はけっこう咲いた)なども、目を楽しませてくれた。

秋田市役所前の花時計
秋田市役所の花時計には、4月中旬にパンジーとデージー3000本が植えられた。(デージーは上の写真に写っていないが、時計の下の平らな部分にある)
よく見るとこの花時計って、花が少ない。一般的な花時計は“文字盤”の下にも花が植わっているものだが、これはその部分に石が敷かれているからだ。
文字盤の周りにしか花がない花時計ってちょっと変わっているかも。
パンジーの花時計
そういえば、大黒摩季の1995年のヒット曲「ら・ら・ら」の歌い出しは「懐かしいにおいがした すみれの花時計」。
「すみれの花時計」ってこういうののことを指してるんだろうか?

「スミレ」と言った場合、植物学的にはパンジーも含まれるが、日本で一般的には日本在来の小さい花のものを「スミレ」と称し、「パンジー」は区別することが多い。(さらにここ10年くらいはパンジーの花が小さいヤツを「ビオラ」と呼ぶが、これも本来はスミレ全体の総称)
パンジーのことを昔の人は「サンシキスミレ/サンショクスミレ」と呼んだりするけれど…

花時計を見たら、「愛のオルゴール」【2015年6月15日訂正】「ほほえみのバネッサ」と「ら・ら・ら」を思い出しましょう。

※花時計の続きはこちら





ところで、明日の朝は日食が見られる。
東京などでは金環日食になるため、マスコミはあたかも日本中が金環日食になるような物言いだが、秋田を含む日本海側などの地域は部分日食。
それでも、秋田では8割以上が欠けるそうだし、天気もよさそうでほぼ確実に見られそうだから、時間の都合さえつけば一見の価値はある。


太陽を肉眼で直視してはいけないので、専用のグラスというか板を通して観察しないといけないのは、絶対条件。(カメラでそのまま写すのもダメ。壊れます)
でも、部分日食のためにわざわざ買うのも(おカネが)惜しい。

多くのマスコミは、グラスを使って観察することしか伝えていない。
しかし、道具を使わなくても、あるいはありあわせのものを使ってもっと簡単に観察できる方法がある。それが「ピンホールカメラの原理」を使って、投影する方法。太陽光が目に入らないので安全性も高い。(詳細は国立天文台のホームページをご覧ください。)
もっとも簡単なのは木漏れ日を見るだけでいい(ただし時間的に太陽が低い位置なので、周辺環境を事前に確認しましょう)し、麦わら帽子とか穴の開いたクラッカー(お菓子の)など細かい穴の開いたものの影を見ると、影の中に欠けた太陽の形が浮かぶ。おそらく、ザルとか5円玉・50円玉などでも大丈夫そう。

ほかに、鏡を使って壁などに太陽光を反射させて見る方法もあるそうだ。

また国立天文台の「暦計算室>日食各地予報」で、主要都市の日食の時刻等が事前に分かる。
秋田市は6時26分20秒に始まり、7時42分23秒が最大(面積で太陽の83.9%)、9時10分17秒に終わる。

※日食のようすはこちら
コメント (2)
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