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学校ナニコレ/学校給食

2012-05-16 23:55:45 | 秋田のいろいろ
秋田市立学校関係のちょっとしたネタ。
●ナニコレ
テレビ朝日系の「ナニコレ珍百景」。
まとめて取材に来たのだろうが4月18日と25日の放送では、2週連続で秋田市の珍百景が紹介・認定された(どちらも認定はされたがMV珍にはならなかった)。
18日は「珍百景No.1251・古いお宝のある和菓子店」で、通町の菓子店「高砂堂」にある、文字盤が扇形の古い時計。この存在は前から知っていた。
25日は「珍百景No.1260・集会で限界に挑戦する校長先生」。この3月で定年退職した、市立御野場(おのば)中学校の前校長・藤澤秀男先生が、集会などで全校生徒を前にして行う、あることだった。

最近のナニコレでは、朝礼などで変わったことをする校長先生が少なくとも2度取り上げられていた。
1月18日の「珍百景No.1197・変わった朝礼の小学校」では、群馬県前橋市の桂萱東小の「ただ話すだけでは印象に残らないだろう」「話の内容を覚えていて欲しい」と、ドラムを叩きながらお話する校長先生。

高砂堂が放送された4月18日の「珍百景No.1253・短すぎる校長先生」は、愛知県豊田市の山之手小の朝礼でのあいさつがとても短い校長先生。
「今日はみなさんとても元気ですね。花まるっ!」とか、わずか数秒で済ませてしまう。(卒業式の式辞はさすがに7分とか言っていたけれど)
「あまりいっぱい話をすると子どもがわからなくなってしまうと、伝えたい話を1つ2つに絞ってキチッと伝えるようにしている」ためあいさつは短くし、その一方で、日頃の児童とのコミュニケーションを重視していた。

どちらも小学校だったので、子どもの分かりやすさ・インパクト重視では、そういうこともアリだろう。
特にあいさつは短く・日頃のコミュニケーションを重視というのにはとても共感できた。
でも、中学校、そして秋田でも、そんなインパクトのあることをする校長先生がいたとは!


御野場中の藤澤先生は、「努力する大切さを生徒たちに伝えたいと、自ら体を鍛えては全校集会の際、メッセージの書かれたユニフォーム姿で登壇し、体操、吹き矢など、さまざまな競技に挑戦している。」。
退職前の最後は、体育館のステージ上であん馬に挑戦して見事成功し、生徒たちも喜んでいた。

ちなみに、秋田市立の学校では「朝礼」という風習はあまりないはず。そのためか番組でも「集会」としていたし、あん馬をやったのは修了式のようだった。
60歳の人がマット運動やあん馬をやるということ自体すごい。
公立学校の校長といえばいろいろな任務があり、他の役職を兼ねていたり、あんまり奇妙なこともできない立場だと思っていた。特に秋田は地域性とか、「学力日本一」へのプレッシャーもあるだろうから。
でも、秋田にもこんなステキな校長先生がいたと知って、うれしかった。

藤澤先生のことは存じ上げないし、番組内で専門教科が何かは触れていなかったと思う。
でも、失礼ながら見た感じや「自ら体を鍛えては」という表現からすれば、体育の先生ではなさそうな雰囲気。
【2018年6月7日】ところが、この先生は体育の先生だったようだ。年齢とともに変化する体を使うことであり、体育といってもいろんな分野があるとは言え、体育の教諭がマットやあん馬をやっても、ある意味当然なような気もしてしまう。国語の先生が名文を書いたり美しい文字を書いたり、音楽の先生が歌ったり演奏したりするようなもので…
2018年時点では、秋田市体操協会に所属して、「大人のバク転教室」や子ども向けの指導を行っておられるとのこと。



●給食共同調理場
1月に取り上げた「給食共同調理場」。
ある学校分の学校給食を、他の学校の給食室で調理して運んでくるシステムのことで、秋田市条例によれば秋田市では9つの共同調理場が設けられているらしかった。
しかし、その時、条例には出ていなくても、郊外部の小規模な小学校と中学校が隣接しているところでも、同じような仕組みがあるという情報をいただいていた。

秋田市教育委員会の平成23年度「教育要覧」を見ると、そのすべてが掲載されていた。
それによれば、上記9つのほか、[豊岩小から豊岩中]、[下浜小から下浜中]という組み合わせも存在する。

この2組はなぜ、条例に出てこないのか。
憶測だけど、これらの各学校は、小学校と中学校が隣接して建っている点が共通している。
一方、条例に出ている各学校は近くても隣接はしていない。校地が隣接していれば条例にしなくてもいいとかなんとか、そういう理由があるのかもしれない。
コメント (4)
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