田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

心霊写真

2019年04月13日 | 日記
 昔からこの手の写真は信用しない。スタジオがキャーキャー騒ぐのが馬鹿らしく、タネを見つけるのに忙しかったオイラだ。
 
 撮り溜めしてあったビデオで『ろんぶ~ん』を見た。福岡の高校生が、心霊写真のカラクリを突き止め、今までの常識を覆し、公式まで作くり、アメリカでの物理部門で優勝、日本の教科書にも公式が載ったそうだ。
 
 凸レンズで映し出される上下逆の像を実像、実像は一つだけという常識だったのが、実はもう一つの実像がある。これが心霊写真のカラクリらしい。ただ非常に強い光と暗い空間でのみ観測され、高校生たちはこれを『副実像』と名付けた。
 
 ならば人間の目も凸レンズ、副実像が見えるはずと考えたが、副実像を結ぶF値は小さく、網膜上には、距離が短く見えないらしい。
 
 昔々、飛蚊症で診察を受けた際、瞳孔を開く点眼薬の後、医師は強い光で目の奥を覗き込む。強い光の向こうに大きな眼が見えた。誰の目と問いかけるまでもなくオイラの目だ。視野全体に広がる眼は見方によっては、閻魔様の目と言っても良いくらい。オイラは強度の近視だから、本来見えない副実像が見えたのかもしれない。これが真だったら、オイラは貴重な経験をしたのだ。