田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

宗教が不幸をもたらす

2018年07月27日 | 日記
 松本サリン被害者の河野さんが語りました。昨日までに、オーム事件死刑囚13人の刑が執行されました。欧州連合から『死刑は残忍で冷酷であり、犯罪抑止効果がない。さらに、どの司法制度でも避けられない、過誤は、極刑の場合は不可逆である。日本において死刑が執行されなかった2012年3月までの20カ月を思い起こし、われわれは、日本政府に対し、死刑を廃止することを視野に入れた執行停止の導入を呼びかける』と批判を受けました。
 
 本来宗教は、死にゆく人を救うためにも有るものと考えます。その宗教が人を殺め、むごたらしい後遺症を与えたことに、加害者達は「終生反省し、謝罪するためにも、生かして欲しい」と言い残したそうです。一方、死刑廃止を訴える人達は、殺人は残酷、まして万が一冤罪の場合は取り返しがつかないと言っています。
 
 被害者の立場はさらに辛いと考えます。加害者が死刑になろうが、受けた苦痛は忘れられません。加害者が死刑になったからといって、テレビ会見をしなければならぬ苦痛は計り知れません。
 
 不幸をもたらすのはオームだけではありません。信教の自由の名の下に、キリスト教原理主義に心酔した兄一家、私達兄弟との一切の関係を絶ち、母の終末ケア、臨終、葬儀に音沙汰無しを貫きました。
 
 これこそが宗教と言わんばかりか、心配した姉の訪問に対しても、ドアを開けませんでした。近所隣の好奇の目にいたたまれず、姉はその場を離れました。身近なこんなところにも不幸はあるのです。