田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

死刑廃止論

2018年07月16日 | 日記
 仏紙フィガロは、日本では死刑廃止論議が高まらないことへの驚きを記しましたた。欧州連合(EU)加盟国は日本に死刑廃止を求めていますが、「日本では死刑反対論は希薄。とりわけオウム真理教事件では皆無といえる」と報じたそうです。
 
 以前の私は『死刑制度反対 終身刑導入』を青臭く語っていた私ですが、被害者の気持ちを考えたら、とても口には出せないと思うようになりました。
 
 フランスのフィガロ紙記者は、我が国の宗教観を知った上での記事でしょうか?。またアムネスティーの意見も、ぜひとも我が国の死生観を学んだ上で、私達の心を動かすような発言をして欲しいと思うのです。ただ残酷だけでは、納得できません。
 
 こんな記事を読みました。この事件はしっかり記憶しております。「翻訳しただけで殺される、どうしてこんなことが許されるのか」当時は、怒りの矛先がどこにも向けられないジレンマを覚え苛立ちました。

 この事件とは、大学教授の五十嵐先生は世界的ベストセラー小説「悪魔の詩」(サルマン・ラシュディ著)を翻訳しました。この本は当時、イランの最高指導者・ホメイニ師が同書を「イスラムを冒とくしている」とし、著書らに対して処刑宣言を出しました。280万ドルともされる懸賞金がかけられたとも噂され、イタリア、ノルウェー、トルコなど各地で、翻訳関係者らに対する襲撃事件が起きました。
 
 「イスラムの冒涜は死に値する」ということらしいですが、噂が本当ならば、賞金目当ての執行とも言われかねません。