田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

風呂の天井落下事故

2018年07月11日 | 日記
 露天風呂の屋根が落ち、一人の方がお亡くなりになったそうです。天井が落ちてくると、服を着ていようが、いまいが、変わりないけど、素っ裸はあまりに痛々し過ぎます。風呂だと出血量も半端ないだろうし、怖いことです。
 
 昔々、社会人一年生、借りていたアパートは六畳一間、小さな台所だけ、共同トイレで風呂なしでした。2階建てで、12戸か10戸だったような。
 
 風呂無しは、お風呂屋さんが経営してるアパートだったからではなく、当時の木造アパートは、たいてい共同トイレの風呂無し、六畳一間、光熱費込で6,000円でした。お給料は確か、32,000円だったような記憶です。
 
 私は2階の西端、道路側の角部屋、西日が入りましたが、帰宅は夜でしたので、西窓は雨戸を締め切り状態でした。南側には、大家さんのお庭があって、お庭の向こう側が銭湯でした。銭湯の東側が女風呂の脱衣場の窓でした。
 
 私の部屋とは対角線上に位置していましたが、時々体を拭きながら、身を乗り出して庭をながめる人、特別なお婆さんがいて、環境が良いのか悪いのか、窓を開けて外を眺めるわけにはまいりませんでした。もっとも、そのアパートは、男は私だけで、他は夜のお勤めのお姉さんたちでした。
 
 便利だったのは、残業で遅くなっても、銭湯入り口の門灯さえ点いていれば、湯に入れました。もちろんお掃除のご主人と顔をあわせましたが・・。
 
 ある夏の夜、近づいてきた台風を避けるために、早めの風呂を済ませました。深夜近く、強まる風の音に混じって救急車のサイレンが聞こえたとたん、私の部屋の下で止まりました。ガラス窓から見える濡れた道路に赤色灯が映っていました。だれか、ひどい湯当たりでもしたのだろうと思いました。
 
 翌日の新聞に、浴場の窓ガラスが割れ、入浴客大怪我のトップ記事がありました。幸い命には別状なかったそうですが、浴室の血液は相当だったそうです。もし私が見たら、きっと気絶したと思います。