疑えばキリがない

　先日のお祭りの帰り道のことです。目まぐるしく変わるお天気、小雨がぱらつきはじめました。屋根のある、大きくて広い駅前歩道橋に署名を求める人達がいました。歩道橋ですから、横殴りの雨と、突風が容赦なく襲いかかります。署名をする人は少なく、近づくにつれ、北朝鮮に拉致された人達のための署名だと分かりました。
　
　この手の署名は何度しても良いのでしょうか。狡猾な国ですから「複数回署名しているからインチキ」とか「たったこれだけしか署名が無いから、日本国民は忘れている」など、宣伝に利用されたらどうしよう。
　
　また、この署名運動は新聞でも知らされていません。一体どこの団体が主催しているのでしょう。確かめようにも、近づけば、署名するかのような素振りに見えてしまいます。申し訳ない気持ちと、怪しいなと思う気持ちが入り混じっていました。
　
　以前、募金を募る団体に偽物が多いとの記事を読みました。まさかこの署名に記した住所氏名が、悪用されるとは考えたくありませんが、署名運動も方法を考えたほうが良いような気がしました。疑いだしたらキリがありません。