危機一髪

　私は占いや縁起を信じていませんが、何かしらの力が働いていることを感ずる時があります。多くはそれによって、助かったりしたことがあります。
　
　昨日、妻と墓地公園へ向かう車中のことです。国道を右折し、公園に向かう道での出来事です。進行方向の信号が黄色から赤、私は車を止めました。対向する車は無く、ずっと先の方に車列が連なっていました。
　
　車中、妻とのお喋りに夢中、対向していた車列も交差点に近づいてきました。バックミラーで後方確認すると、知らないうちに後続車が連なっていました。ふと信号を見ると、青になっていました。妻に「あらま、後ろからクラクション鳴らされるとこだった」とブレーキから足を離しました。
　
　対向してきた大きなランクル車が、左折ウィンカーを出していました。その時私は『やけに早いけど、回れるかな？』と思いましたが、それほど危険にも思いませんでした。
　
　ところがランクル車は回れず、瞬間的に右へ逃げ、直進してきました。妻も私も「わぁ～！！危ねーぇ、頭つこんでたら、ぶつかったぜ！！」と叫びました。冷や汗が出ました。妻は顔からも汗をかいていました。
　
　山道を登りながら「青信号ですぐに動かなかったのは、婆さまの引力だったかもしれないねぇ」なんて。それにしても、あの大きなランドクルーザー車に当てられたら、無傷では済まなかったと思いました。良かった良かった。