田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

経歴詐称、トホホだなぁ

2016年03月16日 | 日記
 夜のニュースのコメンテーターが経歴を詐称していたそうです。静かな語り口と、コンサルタント業と声優って、職業の華々しさ聞いて、『天は二物を与えずって、嘘じゃん』と思った私でした。
 
 学校を離れ、50歳近くにもなったコメンテーター、学歴は彼しか分からないでしょう。戦後のドサクサで、卒業が乱発された以外、母校の非常持出し金庫に、卒業名簿と成績の原本は残るものの、誰も見ることはできません。だから、つい誘惑にかられ詐称が起こるのでしょう。
 
 昔々、業務をチームでする場合、メンバーを役所に届けました。最終卒業校や、資格を明記した名簿を提出しました。会社勤めのときは、事務に保管してある経歴書に沿ってましたが、外部チームに組み込まれる時は、そのつど聞かれました。聞かれるたびに、一流大学卒業の人達のなかへ、地方三流大学の名を言うのが悔しい時もありましたが、嘘は言えません。それよりも有名大学卒の人達に引けをとらないメンバーでありたい、と決意を新たにしたものです。
 
 ある仕事の打ち上げ。主だったメンバーに酒席が設けられました。主催者は「無事完了いたしました。集まられた皆様を見て、我が母校の卒業生がこのように活躍され、第○○期卒業生といたしましては・・・・・」私以外は母校が同じ同窓生でした。私は場違いな場に呼ばれてしまいました。
 
 しかし、私は呼ばれた人達の中では経験が多く、リーダー的な立場でした。とまどいよりも、無名な私の母校の力を、少しだけ見せつけることができた優越感を感じました。
 
 席のお開き、私は主催者に、こっそり「私は××大学です。こんな素晴らしい人達の仲間に入れていただきありがとうございました」と言いました。主催者さまは、目を丸くしていましたが「あッ!、まことに失礼いたしました。お許し下さい。どうぞ今後共どうぞよろしく、御社社長にもよろしくお伝え下さい」と・・・・。その後幾つかの仕事も受けることができました。私の苦手の営業もできました。過去の自分を誇るより、今の自分を見せたほうが良いと思うオイラです。おしまい。