アンケート調査協力依頼？

　アンケート調査協力依頼の電話がありました。満15～69歳の男女33,800人を集めているそうです。応諾した者に記入式の調査票を郵送、記入期間終了後、調査票が返送されれば、謝礼が1,500円を差し上げます、だそうだが、単純計算で謝礼だけで5,000万かかることになる。怪しくないか？。
　
　オペレーターらしき女性に、ひとつふたつ質問をしたら「上司に代わります」。上司の男性は中年、落ち着いた声で、丁寧な話し口でしたが、アンケートの目的を聞くと「某新聞社の依頼」と歯切れが悪い。アンケートの内容を尋ねれば「一般生活の質問もあり、質問数は多い。だから1,500円」という。
　
　話している間に、オペレーターが教えてくれたURLにアクセスし、アンケート調査要項の概略を見ていた。それに記入してあった『満15～69歳の男女33,800人を対象』『謝礼1,500円』を基に、男に次のような質問を投げかけた。
　
　「謝礼だけで5,000万円をかけるアンケート調査は大きなアンケートですね？」と話しかけました。男は私が言う5,000万円の意味が解らなかった様子でしたので「33,800人の1,500円を単純計算した結果ですよ」と教えると、あわてて「当たり前の金額です」と答えるのでした。怪しさを感じましたので、アンケートには答えないし、二度とこのような電話をしないことを約束させました。
　
　こんな電話アンケートに下手に答えてはいけないと思います。おおかた最後に 「謝礼1,500円をお送りしますので、住所とお名前を教えて下さい」 なんてことになり、実際に送られてくるのは、どこにあるか分からないような店の商品券や、怪しげなＤＭの山でしょう。

　たとえ住所氏名を教えなくとも、電話番号とリンクしたデータが残るだけに、かなり有効な個人情報になります。『夫婦共稼ぎ、子供なし』なんて知られれば、昼間の留守を公言しているようなものです。アンケートを装って空き巣に入る下調べをするんじゃないかなんて。深読みしたほうが良いご時世です。気をつけなくっちゃぁ、と思ったオイラです。