田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

○っちゃんの笑顔は地球的

2015年07月24日 | 日記
 雨が激しかった昨日、二回目のお見舞いに行きました。土曜日に退院予定ですが、妻は嫁子チャンが気がかりの様子、前回と同じ時間に家を出ました。嫁子チャンに栄養たっぷりの食事、神戸牛弁当を見つけ、私達の腹ごしらえ。少しだけ地下街を歩き、季節限定蕎麦を食べました。650円でお腹いっぱい、妻が残した蕎麦定食のご飯は半分しか食べられませんでした。やはり11時半過ぎ頃にはサラリーマンが続々、満席になりました。
 
 12時過ぎ病院到着、○っちゃんお昼寝中。しばらく廊下で待ってたら「フニャフニャ、ファァー」ごきげんの声が聞こえてきました。驚ろかすといけないから私はカーテンに隠れていましたが、顔を見せると声を出さんばかりの笑顔、それも満面の笑顔でした。
 
 上機嫌の○っちゃん、ベッドの上でお座りさせてもらい、さらに嬉しいのか、ママに笑顔、婆に笑顔、オイラに笑顔の大サービス。しばらく○ちゃんと遊びました。嫁子チャンの採乳時間がきたので、○っちゃんを連れて談話室へ、前回寒かったので、冷房が弱い端っこで○っちゃんと遊びました。
 
 人がまばらな談話室に、病院には似つかわない若い茶髪ママが入ってきました。若いママは手術を終えた坊やを抱っこ、お腹が冷えそうなへそ出しスタイル、おまけにローライズジーンズは、産後緩んだお腹を隠していません。オイラは『アッ!アラ~ァァァ』って思わず見ちゃいました。
 
 目があってしまったので、軽い会釈で逃げましたが、若いママさんは「お乳飲まないンデス」とお喋りしてきました。聞けば手術は前日、坊やの顔は少し腫れていました。若いママの喋り方とお顔から、隣国(中国)の人と感じました。若いママは避けられていることを薄々感じながらも、心配で心配で、つたない日本語で語りかけてくるのでした。爺と婆は安心させるような言葉が見つかりません。「明日はきっと飲むと思う。お医者を信じなさい」とだけ言いました。
 
 私の膝にお座りしていた○っちゃんを見て、突然ママが「この赤ちゃん可愛い、この赤ちゃん可愛い、可愛い」と大きな声で言うのです。○っちゃんは心配するママにも満面の笑顔を振りまいていました。婆が「坊や5ヶ月かぁ、来月頃から坊やも笑い始めるよ。○っちゃんと同じように」と言うと「ホント?ホント?」と婆に聞いてました。婆が婆に見えました。
 
 嫁子チャンが来ました。今度は嫁子ちゃんにも聞いてました。国を離れて不安なのだろうな・・・。一時でも、若いママの不安を大きな希望に変えた、○っちゃんの奇跡の笑顔でした。
 
 夜息子から「お父ん、お母んありがとうな。嫁が、ご飯すっごく美味しかったそうだ。で、何を持ってきてくれたの?」と電話がありました。少し疲れましたが、○っちゃんの笑顔が見られて、すっごく楽しい一日でした。