田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

ソファーベッドを移動 秋の花キンモクセイの思

2014年10月26日 | 日記
 日曜日、少しだけ朝寝を楽しむが、私は二度寝できず、仕事場で新聞を読む。朝食後妻と作戦会議。今日は居間のソファーベッドを北の和室へ移動させるのだ。非力な爺と婆が、重い家具を動かさねばならぬ。そのために家具移動用の秘密兵器を購入したのだ。実はこの秘密兵器は、先日の畳屋さんが使っていたのを見たのだ。Amazonnで検索したら、畳屋さんが使っていたのは本格派、2本で1万もする。お値打ち品は大小8ケで1,800円、迷わずお値打ち品の家具スベールを購入したのだった。その試運転でもある

 10時に移動作業を始めた。家具スベールは思いのほか便利だ。ただ隅にキチッと置こうとする時は力勝負にならざるを得ない。しこたま汗をかいたが、ベッドの配置、掃除、今日から使う布団の天日干しを2時間で終えられた。昼はカップラーメン、久しぶりに食べるカップラーメンの美味さはなぜだろう。

 
 午後の休憩後、干した布団でベッドメーキング、不要な古着や古紙を処分するためにいつもの場所へ行く。帰り道ついでに買い物を済ませる。処分場は日曜日だからか、たて続けに4台の車が来た。

 
 
 大いに働き少々疲れ気味、満開の庭のホトトギスを見ながら、なぜ花言葉が『永遠の若さ』『永遠にあなたのも』なのか考える。決してきれいな花じゃないから好きなのだが・・・・。金木犀は我が家の木ではない。塀越しに咲く団地の樹木である。香りは我が家しか届かぬであろう。この香り思い出がある。



 中学生だった頃、思春期特有のいろいろなことが気になった。特に口臭を気にした。それを防ぐと言われたガムもあった。たしか『イヴ』だった。その香りは金木犀の匂いだったような記憶がある。金木犀は学校の男子トイレの窓前に植えてあった。

 
 当時の男子便所は排水溝に、常に少量の水が流してあり、隔て板はあるものの、一列に並んで放尿したのである。たいては一つおきに並ぶのだが、混雑するとそうは言っていられなかった。

 
 あるとき隣は先生だった。先生が『キンモクセイかぁ・・・』とボソッと言った。正確には『金(キン)も臭せ~ぇか』と駄洒落を言い放ち、隣の私を見てニヤッと笑った。私はその日からイブを噛まなくなったし、あまり良い香りとは思わなくなった。キンモクセイを見るたびに先生の顔を思い出す。