面白い話は一杯あるのだけれど、ブログでは「なかなか書けない」ことも多いのだね。
プライバシーってこともあるし、「文章」だと「面白さ」が全然伝えられないってこともある。
「蛙に会って一杯やりながら話してたらそりゃ楽しいだろうなぁなんて思うんだ」というのは、ちと、言い過ぎかしらん?
ブログなんてのをやってると「なんか書かにゃ」って強迫観念に囚われたりするとこあるし、「こんなこと書いちゃぁいけんでしょうが」なんて思い悩むことも多いわけだ。
今回は、その「難しさ」をかいくぐって、一発。
その時、蛙は「東武」で「上野」に向かっていたんだね。
電車には娘のまぁちゃんと仲良しのマナミちゃんと一緒だった。
娘は「7か月」の「おなか」を抱えてだし、マナミちゃんも「レディ」のはしくれなんだから、席に座ってもらっていて、蛙は「優先座席」の近くで立っていたんだ。
で、この「優先座席」に座ってた若い女の子とばばァ。
婆「携帯の電源、切りなさいッ!」
女「何言ってんだよッ!こりゃ携帯なんかじゃないよッ!」
婆「何でもいいから切りなさいッ!」
女「バッカじゃねぇかッ!警察でも何でも呼びゃいいじゃんッ!」
蛙としては、キンキン声でがなりたてる婆ァにもムッとしたけれど、年寄りはだいじにしなきゃなんて思うから、「ねぇちゃん、あっちの席にかわったらッ」って声をかけたんだ。
そしたら何を思ったか、婆ァは「味方が現れた」と勘違いして「それみたことかッ!この中国人めッ!」ってのたもうたんだ。
こうなりゃ蛙も黙ってはいられない。
引き続き30分ばかり、この糞婆ァと蛙は怒鳴り合いってことになった。
後して思えば、この若い娘さんが持っていたのはiPodだったようだから、彼女の言うように警備員を呼んで始末をつけてもらった方がよかったかも知れない。
デジタルデバイドって話だったろうね。
蛙「何だいッ!その中国人ってぇのはッ!この人が中国人かどうか、何で分かるんだよッ!」
婆「そりゃそうでしょ。こんなルール違反をやるのは中国人ってことよッ!あの『毒入り餃子』を作るような連中なんだからッ!」
蛙「おめぇ、バッカじゃねぇかッ!中国人がみんな『毒入り餃子』作ってるわけねぇだろッ!中国人なら皆ルール違反は当たり前みたぁに言うのはそりゃ差別じゃねぇかッ!」
婆「差別じゃありませんッ!ここは日本。ちゃんとルールを守ってもらわないとッ!」
蛙「おめぇ、中国人は皆ルールを守らないって言ったじゃねぇかッ!それが差別だと言ってるんだよッ!」
婆「ここは日本。中国人も朝鮮人もアメリカ人も誰もかれもルールを守るべきなのッ!差別なんて言いがかりですッ!」
蛙「おめぇ、自分の言ってること、分かってねぇんじゃないかッ!ルールを守らないのは中国人って言ったんだぜッ!悪い人間は中国にだっているし日本にだっているんだわッ!中国人とか朝鮮人とか、そんな言い草が差別だと言ってるんだッ!」
こんな「遣り取り」の怒鳴り合いになったんだけど、話が朝鮮人差別に及んで、この糞婆ァは、バックからヨレヨレの「記事」を取りだして来て
婆「これは、朝鮮の外交官が書いた文書なんですよッ」
といって「サンケイ」か「文春」の「ヨタ記事」だろう、「朝鮮を日本が『併合』したことは欧米からの侵略を防いで民族の尊厳を守ることに結果した」ちゅうような雑文を滔々と読み上げたのだ。
蛙「どこにでも居るんだよ。民族と国家を売ってでも、のうのうとしているような恥知らずな人間はッ!そんな糞馬鹿の言い分を真に受けてちゃ通らないッ!おめぇみたぁな馬鹿がいるからこの国はどんどん悪くなっちまうんだッ!てめぇなんか、おッ死んじまやぁいいんだッ!」
外野席で娘とマナミちゃんはケタケタ笑ってたみたい。
周りの乗客も蛙と糞婆ァの遣り取りを「吉本新喜劇」みたように愉しんで聞いていたらしい。
この糞婆ァ、日暮里でシラーッとした風に降りていったが、「言いたいだけの差別・排外主義のことば」を怒鳴り散らしてってことだったから、気分はスッとしたことだろうね。
歳はゆうに70を超えていたろうが、こんな輩には「変わってもらえる」ようにはとても思えないから「早く、おっちんでもらう外ない」と蛙は思う。
娘に言わせれば「ウチでも皆から蔑まれて、孫なんかからも『おバァは嫌いッ!』なんて言われてるような可哀そうな人なんかも知んないね。」
こんな馬鹿に、こんな風に『遭遇する』ちゅうのも滅多には無いことだろうね。
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