21日 月曜日の夕方から、神戸・元町で辛淑玉さんのお話があるというので出かけた。
「在特会」などのあまりに酷い「ヘイトスピーチ」に対抗する動きは色々とあるようだが、辛さんをはじめ著名な人々の呼びかけで「のりこえネット」という団体を立ち上げ、積極的な活動を展開していくという。
「賛同人」への参加が求められてもいる。
23日の神戸新聞朝刊にも「記事」が掲載されている。
「のりこえ・・」のHPは以下の通り。
http://www.norikoenet.org/
(コメント欄に貼り付けておくので、そちらからアクセスしてください)
蛙は現況のようなレイシズムの跳梁に腹の底からの怒りで身も心も震えるばかりだが、何の対抗策も取り組めてはこなかった。
全体的な視点からの分析も不十分だったと思う。
冒頭、見るに耐えられないような「在特会」の蛮行のビデオが15分ばかり流された後、辛さんは「バイトテロ」について話し始められた。
「バイトテロ」などという言葉を蛙は知らなかったのだが、その「事実」は知っていた。
「バイトテロ」で検索してみるとどういう状況になっているか、よく分かった。
バイト先のコンビニや飲食店が廃業に追い込まれるようなたいへんなことになっている。
これらの行為をする若い人たちにとっては、単純な「悪ふざけ」なのかも知れないが、「その意味」が一時代前とは違ってきているというのだ。
以前であれば、自身の将来を危うくするような馬鹿げた「悪戯」には歯止めがかかっていたが、今の若者には未来がない。
バイトを馘になればまた次のを探せばいいという風にも考えられているようだが、ここにあるのは「決して安定的な仕事に就くことができない」し「結婚なども考えられない」という絶望感なのだ。
公務員や大企業の正規労働者などに対する「憎悪」が充満している。
時代の右傾化は、この「憎しみ」によって支えられている。
この国は「天皇制」を克服することができなかったが、それを支えにする「上からのレイシズム」とこうした「下からの、草の根レイシズム」がぴったり符合してする、最悪のシステムが完成されようとしている。
「のりこえネット」はこうした流れに抗して「風穴」を開けようとするものなのだ。
講演の前に少し時間があったので、ハンドルネーム「ヲ茶会」=Yさんと辛さんと三人でコーヒーを頂きながら少し話ができた。
Yさんは「解放同盟」や野中広務に幾分かの期待感を言われていたが、蛙は「それは誤解だよ」と言っておいた。
公式には「民族差別」に反対することはする。
差別に対してのみ、そしてそれが「身に降りかかる火の粉」である場合には何をおいても厳しく反応するが、それ以外には決して動こうとはしない。
そういう組織であり、野中などもそういう人なのだ。
現にこの集会に、蛙以外、同盟からの参加は皆無だった。
辛さんはこの「立ち上げ」以降、それまでもそうだったろうが、更にとんでもない忙しさになっているようだ。
講演は元気にこなされてはいたが、実は彼女の体はたいそう痛んでいるようで、蛙は酷く心配をしている。
「泳ぎ続けていないと死んでしまう」マグロみたいだなんて思ったりもする。
蛙の心配が杞憂であることを祈るばかりだ。
「在特会」などのあまりに酷い「ヘイトスピーチ」に対抗する動きは色々とあるようだが、辛さんをはじめ著名な人々の呼びかけで「のりこえネット」という団体を立ち上げ、積極的な活動を展開していくという。
「賛同人」への参加が求められてもいる。
23日の神戸新聞朝刊にも「記事」が掲載されている。
「のりこえ・・」のHPは以下の通り。
http://www.norikoenet.org/
(コメント欄に貼り付けておくので、そちらからアクセスしてください)
蛙は現況のようなレイシズムの跳梁に腹の底からの怒りで身も心も震えるばかりだが、何の対抗策も取り組めてはこなかった。
全体的な視点からの分析も不十分だったと思う。
冒頭、見るに耐えられないような「在特会」の蛮行のビデオが15分ばかり流された後、辛さんは「バイトテロ」について話し始められた。
「バイトテロ」などという言葉を蛙は知らなかったのだが、その「事実」は知っていた。
「バイトテロ」で検索してみるとどういう状況になっているか、よく分かった。
バイト先のコンビニや飲食店が廃業に追い込まれるようなたいへんなことになっている。
これらの行為をする若い人たちにとっては、単純な「悪ふざけ」なのかも知れないが、「その意味」が一時代前とは違ってきているというのだ。
以前であれば、自身の将来を危うくするような馬鹿げた「悪戯」には歯止めがかかっていたが、今の若者には未来がない。
バイトを馘になればまた次のを探せばいいという風にも考えられているようだが、ここにあるのは「決して安定的な仕事に就くことができない」し「結婚なども考えられない」という絶望感なのだ。
公務員や大企業の正規労働者などに対する「憎悪」が充満している。
時代の右傾化は、この「憎しみ」によって支えられている。
この国は「天皇制」を克服することができなかったが、それを支えにする「上からのレイシズム」とこうした「下からの、草の根レイシズム」がぴったり符合してする、最悪のシステムが完成されようとしている。
「のりこえネット」はこうした流れに抗して「風穴」を開けようとするものなのだ。
講演の前に少し時間があったので、ハンドルネーム「ヲ茶会」=Yさんと辛さんと三人でコーヒーを頂きながら少し話ができた。
Yさんは「解放同盟」や野中広務に幾分かの期待感を言われていたが、蛙は「それは誤解だよ」と言っておいた。
公式には「民族差別」に反対することはする。
差別に対してのみ、そしてそれが「身に降りかかる火の粉」である場合には何をおいても厳しく反応するが、それ以外には決して動こうとはしない。
そういう組織であり、野中などもそういう人なのだ。
現にこの集会に、蛙以外、同盟からの参加は皆無だった。
辛さんはこの「立ち上げ」以降、それまでもそうだったろうが、更にとんでもない忙しさになっているようだ。
講演は元気にこなされてはいたが、実は彼女の体はたいそう痛んでいるようで、蛙は酷く心配をしている。
「泳ぎ続けていないと死んでしまう」マグロみたいだなんて思ったりもする。
蛙の心配が杞憂であることを祈るばかりだ。