この歳になって「本」を読むことが随分苦痛になってきた。
もともと、「本」を読むのはすきだったし、スピードもはやかったのだけれど。
この頃は、目がよく見えなくなってきて、「ルビ」は小さ過ぎて読めないことが多いし、「パ」と「バ」の区別がつかなくなってきた。
最近、「世界屠畜紀行」を読み終えて、なかなか面白かったし、続けて娘が図書館で借りてくれていた中村哲さんの「アフガニスタンの診療所から」を読んだりしていた。
中村さんは凄い人だと前々から思っていたけど、これまで一冊も読んでいなかった。
これは読めてよかった。
その後、孫と本屋に行って、小学生に人気の「サバイバルシリーズ」を2冊、買ってあげたのだ。
その時、目についた「鏡の国のアリス」を読んでみようかななんて突然、思いついたりしたものだから、別の日にジュンク堂に行った折に、角川文庫の「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をはずみで買ってしまった。
ちょうどその日にヒントブックスさんが頼んでいた本を届けてくれたので、当分、読書三昧だな。
「アリス」はよく知っている話なんだが、これは子供向けって感じがしない。
それで、wikiとかその他、「アリス」に関する情報を収集していた。
邦訳はこれまでたくさんあったようだが、この角川文庫版の河合祥一郎訳というのはごく最近のもののようだ。
原作が「韻」を大事にあつかっているので、それを尊重する形で訳しているようで、かえって日本語として読みづらいものになっている。
これが、もう40年前なら早速原著を読んでみようとなるところだが、今はそんな元気がない。
蛙がよく知っているのは、子ども向けにリライトされたものとか、ディズニーのアニメなんかだ。
Youtubeで前後半30分ちょっとづつでみることができる。
「アリス」以前、子ども向けのお話は、教訓とか、こんなとんでもない話はなかったものだから、これが型破りということで以降、支持されるようになったらしい。
蛙は「レンタル上がり」のDVDでジョニー・デップのAlis in WonderLandも持っている。
これは7歳の時に行った世界に13年後、再び舞い戻るという設定になっている。
洋書の子ども向け本は「マザーグース」を下敷きにしているものが多いと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=Bkr2GOhANYM