これは山形県の西吾妻山の一角天元台高原の上の人形石に登った時に見たハクサンシャクナゲです。この山域は葉裏には毛がないタイプの種が自生していました。また、この地域には八重咲のハクサンシャクナゲが自生しているの可能性があるのですが今回はそれを確認できませんでした。植物学者の根本 莞爾(ねもとかんじ)にちなんでネモトシャクナゲという名前が付けられています。
砂浜にハマヒルガオが自生しています。花が見られませんでしたが若い果実が砂地に転がっています。葉があるからハマヒルガオと分かりますが、時に近くに葉がなく果実だけが砂地から出ているのに出会うと何だろうと考え込んでしまいます。
ハマナスです。あまりにも公園や街路樹として利用されているために新鮮味がありません。しかし、野生のハマナスを見る機会は意外に少ないものです。新潟県内では海岸線にところどころ群生する場所があり恵まれていますが西日本ではおもに太平洋側は自生はみられません。
熟すと赤くなるのですがこの時期は少し早いようです。ハマ梨とも呼んで生で食したりジャムに加工する人もいるようです。個人的な感想としてもう少し酸味があると利用価値が高いのではと思います。果肉はそれほど厚くなく中には種子が沢山ありますから腹を満たすようなものではありませんね。
バシクルモンは珍しい植物ですが新潟県内ではツボクサもなかなか珍しい植物です。分布は弥彦海岸以南の海沿いと佐渡の一部の海岸に数ケ所記録されているだけです。バシクルモンを探しに行く途中に小さな群落を見つけました。