森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ケナシハクサンシャクナゲ

2022年07月23日 | 自然観察日記
これは山形県の西吾妻山の一角天元台高原の上の人形石に登った時に見たハクサンシャクナゲです。この山域は葉裏には毛がないタイプの種が自生していました。また、この地域には八重咲のハクサンシャクナゲが自生しているの可能性があるのですが今回はそれを確認できませんでした。植物学者の根本 莞爾(ねもとかんじ)にちなんでネモトシャクナゲという名前が付けられています。

ハマヒルガオの実

2022年07月23日 | 自然観察日記
砂浜にハマヒルガオが自生しています。花が見られませんでしたが若い果実が砂地に転がっています。葉があるからハマヒルガオと分かりますが、時に近くに葉がなく果実だけが砂地から出ているのに出会うと何だろうと考え込んでしまいます。

果実期のハマハタザオ

2022年07月22日 | 自然観察日記
見事な果実を蓄えたハマハタザオがありました。海岸の岩場が崩れてちょうど鞍部になっているところに生育しています。この仲間はあまり他の種と混在しているところは好まず他種の被圧が少ない場所に見られます。

ハマハタザオの葉

2022年07月22日 | 自然観察日記
ハマハタザオは縦にとても長い植物です。葉はあまり長くなく草丈に比べバランスが悪いくらいです。ハマハタザオは結構毛が多い種で茎や葉には細かな毛が見られます。

ハマナス

2022年07月21日 | 自然観察日記
ハマナスです。あまりにも公園や街路樹として利用されているために新鮮味がありません。しかし、野生のハマナスを見る機会は意外に少ないものです。新潟県内では海岸線にところどころ群生する場所があり恵まれていますが西日本ではおもに太平洋側は自生はみられません。

ハマナスの未熟な果実

2022年07月21日 | 自然観察日記
熟すと赤くなるのですがこの時期は少し早いようです。ハマ梨とも呼んで生で食したりジャムに加工する人もいるようです。個人的な感想としてもう少し酸味があると利用価値が高いのではと思います。果肉はそれほど厚くなく中には種子が沢山ありますから腹を満たすようなものではありませんね。

ツボクサ

2022年07月20日 | 自然観察日記
バシクルモンは珍しい植物ですが新潟県内ではツボクサもなかなか珍しい植物です。分布は弥彦海岸以南の海沿いと佐渡の一部の海岸に数ケ所記録されているだけです。バシクルモンを探しに行く途中に小さな群落を見つけました。

ツボクサの葉

2022年07月20日 | 自然観察日記
セリ科の多年草で花は何とも地味なものらしいのですがこの時は確認できませんでした。葉はチドメグサのおおきなものようなカキドウシにも似た葉ですが少し硬い鋸歯がはっきりしている葉です。

ツボクサの葉裏

2022年07月20日 | 自然観察日記
ツボクサは新潟県内では珍しいものですが、南の国では栽培も盛んで世界的に有用な種のようです。特に薬草として注目され活用されているようです。大々的に栽培している国もあるとか。

ハマボウフウの群落

2022年07月19日 | 自然観察日記
海岸砂浜にハマボウフウの群落がみられました。群落内を見ていると花の開花結実していく様々な段階が見られて興味深いものがありました。一応早い順に並べてみました。