Kさんという知人が珍しいものが見れたと送ってくれた画像です。アオテンマというラン科のオニノヤガラ属に分類される種で腐生植物です。過去に一度しか見たことがない貴重なもので見つけた当人もうれしかったのでしょう。長岡市地内の里山で見つけたものだそうです。何とも不思議な色彩の持ち主でとても魅力的です。
Kさん、同時にオニノヤガラも見つけ出しています。オニノヤガラはこの時期には比較的出会う確率が高い種です。すこし藪になった林下などで見られます。根茎はジャガイモみたいになっていてナラタケ菌と共生しているのだろうです。
Kさんがもう一種届けてくれたものがヒメザゼンソウの花の写真です。ヒメザゼンソウの株は普通に見られますが花を捕らえることが比較的難しくついつい見逃してしまいます。開花時期が6月~7月と草が生い茂る時期ですから草をかき分けて探すという行為がなかなかできないのです。4月ころヒメザゼンソウが沢山生えているところを確認して6月に同じ場所で探せば見つかるとはわかっているのですが・・・。花は小さく5cmくらいでしょうかザゼンソウを小型にした形質をしています。生い茂る植物の根元にちょこんと顔を出していて、すでに葉がなくなっているようです。