ノビルはヒガンバナ科のネギ属の野草です。全国の道端などに見られる多年草です。ノビルの先端に丸い粒粒がかたまっていまsた。これは種子ではなくむかごです。これが地面に落ちると発芽して新たな個体になるわけですが中にはこの茎に着いたまま発芽しているのを見ることがあるそうです。
ノビルは野生の「ネギ」といっても良いのですが茎の断面が陵がありざっくり三角形です。よく混同されるアサツキは円形の断面で区別は簡単です。ところで、花がむかごの間から延びて出ているという面白い性質があります。花序が有性生殖と無性生殖を一緒にしているということになるのでしょうか。不思議な性質です。ちなみに花は結実して種子を作ることはほとんどないのだとか。
これは山形県の西吾妻山の一角天元台高原の上の人形石に登った時に見たハクサンシャクナゲです。この山域は葉裏には毛がないタイプの種が自生していました。また、この地域には八重咲のハクサンシャクナゲが自生しているの可能性があるのですが今回はそれを確認できませんでした。植物学者の根本 莞爾(ねもとかんじ)にちなんでネモトシャクナゲという名前が付けられています。
砂浜にハマヒルガオが自生しています。花が見られませんでしたが若い果実が砂地に転がっています。葉があるからハマヒルガオと分かりますが、時に近くに葉がなく果実だけが砂地から出ているのに出会うと何だろうと考え込んでしまいます。