知ってましたか?
「城ラマ」・・・今、お城ファンの間では、人気なんだそうですね。
記事(2014年7月20日 gooニュース)によると
『A4のコンパクトなサイズに、お城をジオラマ風に再現したもので、現在第1作「三河長篠城」が発売中です。その考証の確かなリアルさ、緻密さで、お城ファンや歴史好きな人々のハートをわしづかみにしました。
この「城ラマ」をリリースしたパートナー産業株式会社の代表取締役である二宮博志さんに、「城ラマ」開発の裏側や魅力について、お話を伺いました。
■「お城」とは「地形」である!
・・・「城ラマ」という全く新しい製品を作られたわけですが。
二宮代表取締役 今までにもお城のプラモデルというのはありました。その製品は天守閣だったり、天守閣を中心とした一部の建造物だったりでした。でも、「お城」というのは「地形」なんですよ。「土」と「成」という字から「城」という漢字ができているように、そのお城が築かれた場所、どのような地形によって造られたか、どのような地形を造って城にしたか、そういった要素が城の個性であり、見る人を魅了する点なのです。私がそもそも「お城好き」ということもあって、お城好きの人に感動してもらえるような製品を作ったつもりです。
■航空写真から3Dデータを起こす
・・・製作はどのようにして始まったのですか?
二宮代表取締役 最初は、緯度・経度・高さを計測できるデバイスを私が持って、歩いて各ポイントでデータを取る、といったことをしてみました。これは長篠城に行く前に、近所にある「茅ヶ崎城」で試してみました。
・・・うまくいきましたか?
二宮代表取締役 残念ながらうまくいきませんでした。仕方がないので、飛行機をチャーターして長篠城跡の航空写真を撮って、そこから3Dデータを起こすといった作業をしました。また、幸いなことに長篠城は、調査が数度にわたって行われています。新城市による調査報告が出ていますので、それを購入して、参照しながら3Dデータを加工、修正していくという作業を行いました。
・・・リアルにするには考証が大変だと思うのですが。
二宮代表取締役 調査は全く苦になりませんでしたよ。好きですから。
■ディテールがリアル!
・・・城ラマ・長篠城でここに注目してほしいという点を教えてください。
二宮代表取締役 3点あります。
●地形の美しさ
●こだわった作り、そのディテール
●城ラマをより楽しむためのムック本、ARソフト
・・・1500分の1サイズで、非常に細かな建物、やぐらや柵なども再現されていますね。
二宮代表取締役 はい。「長篠城が使われていた時代」に実際にはどうだったのかを考証し、それを再現しました。細かいものなので金型を作るのが大変でした。
・・・喜んだお城ファンが多かったのではないですか?
二宮代表取締役 そうですね、購入してくださった方からはご支持をいただいているのではないでしょうか。
■お城ファンの反応は?
・・・実際に発売されて反響はいかがでしたか?
二宮代表取締役 お城が好きな人はけっこういたんだなあと思いましたね(笑)。もちろん自分もその好きな人間の一人なんですけれども。イベントで、製品を展示したことがあるんですが、お子さんが目を輝かせてじーっと見てですね、「これ欲しい」と言ってくれたことがあるんですよ。うれしかったですね。
・・・製品には、単行本のようにアンケートはがきが付いていますね。
二宮代表取締役 はい。購入していただいた方からおはがきを頂戴しています。「次はこんな城を出してほしい」というご要望や、熱い思いを書いてくださって、とても参考になっております。』
お城ファンではありませんが、ちょっと興味がわきました
参考までに
『お城ジオラマ復元堂』
URL: http://joukaku-fukugen.com/