萩さんの話ネタ2

特に何の特徴もない思い付きの話を徒然と・・・
暇な時にでも寄ってやってください。

洗濯機の話

2012-06-16 08:01:21 | 日記・エッセイ・コラム

おはよう

今日は、一日雨の天気…これじゃ、洗濯出来ないよ~~
ところで、洗濯機の構造が、日本、米国、欧州とそれぞれで異なっているとか。
どう違うかと言うと

  • 日本では、「渦巻き式」 :羽根(パルセーター)が洗濯槽の底部で回転し、強い水流を起こすタイプ。
  • 米国では、「かくはん式」:洗濯槽の底から垂直に突き出したかくはん翼(アジテーター)が水をかき回すタイプ。
  • 欧州では、「ドラム式」 :多数の小穴が開いたドラムが回転し、ドラムの中の衣類などの洗濯物を持ち上げては水面に落下させ、たたき洗いするタイプ。

ただ、日本、米国でも「ドラム式」が普及しつつあるようです。

また、それぞれの地域で普及した理由も地域性や歴史が絡んで面白い。

  • 日本:「かくはん式」より強い水流を起こせるので洗浄力が高いことに加え、洗濯時間がさらに短くて済むことが日本の洗濯文化によく合っていたというのが理由。高温多湿な国に暮らし、清潔好きな日本人には、少量をこまめに洗濯する習慣がある。軟水なのでわざわざ水を熱して洗浄力を高める必要もない。欧州のように熱で殺菌・消毒する考え方もない。洗濯機を量産する際には「渦巻き式」の方が軽量で安価に作れるメリットもあった。
  • 米国:欧州ほど水の硬度が高くないため、水を高温に熱する必要はない。さらに洗剤や漂白剤を使えば洗濯物を十分に殺菌・消毒できる。だから、水を大量に入れたたらいを火にかけ、棒でかき交ぜながら洗う方法が広がった。この方法を洗濯槽内で再現するため、米国で「かくはん式」(アジテーター式)が普及した。「かくはん式」なら、「まとめ洗い」や「大物洗い」ができるほか、洗濯途中でも部分洗いしたり、残っていた洗濯物を洗濯機に投げ込んだりすることもできる(「ドラム式」だと洗濯の途中でドアを開けられない)。
  • 欧州:古代ローマ時代のころから公共の洗い場などで布をたらいにつけ、さらに岩の上などで棒でたたいたり、足で踏んだりしながら汚れを落とす洗い方が習慣になっていたそうです。それに加えて(1)黒死病などとして恐れられたペストなどの疫病が流行したこと(2)水にカルシウムやマグネシウムが多く含まれ、硬度が高いことなどにより、水を高温に熱して殺菌・消毒したり、洗浄力を高めたりする必要が生じた。こうした理由から、欧州では「ドラム式」が普及したとか。「ドラム式」ならば、布などの洗濯物を持ち上げてから水面に落下させるので「たたき洗い」や「踏み洗い」が再現できる。また、ドラム内を水でいっぱいに満たさなくても、少量の水だけで洗濯物を洗うことが可能。水を高温に熱するのにも適している。欧州を中心に使われている国際標準化機構(ISO)の「洗濯表示」には、洗濯液の最高温度が「セ氏95度」という記号があり、実際の洗濯機も洗濯液の温度をセ氏95度にまで設定できるそうです。通常、日本ではあまり想定していない温度帯ですね。


では、今日も笑顔を忘れずに楽しい休日を過ごしまーす

『アフリカの子供の日』。
1976年のこの日、南アフリカ・ソウェトで黒人学生によるデモ行進が暴動に発展したソウェト蜂起が起こったことから。

『和菓子の日』。
848(嘉祥元)年6月16日、菓子類を神前に供え疫病退散を祈ったという「嘉祥菓子」の故事に由来する。

『麦とろの日』。
6(む)16十(とろ)で「むぎとろ」の語呂合せから。

『ケーブルテレビの日』。
1972(昭和47)年のこの日、「有線テレビジョン放送法」が成立したことから。

『無重力の日』。
6(む)16(じゅうろく)で「むじゅうりょく」の語呂合せから。

『ブルームズ・デー』。
アイルランドのジェームズ・ジョイスの名作『ユリシーズ』では、1904年6月16日の朝8時から翌日午前2時すぎまでの約18時間に18の挿話が展開することから、世界中のファンから記念日の扱いをされ、主人公の名前レオポルド・ブルームから「ブルームズ・デー」と呼ばれることになった。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする