治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

還暦記念旅行のついでに日本のリハビリを観察する その2

2023-05-23 15:33:19 | 日記
次の日、午前中は曇りのち晴れ。午後はおおむね晴れ。
という感じで長時間海にいた私は知らない間に日焼けしていました。
南国とはいえまだ五月ですから、気温も水温もものすごく高いわけではない。
夫は私ほど脂肪に恵まれていないので、時々しか泳ぎませんでした。
「おまえにつきあえるのはお父さんだけだ」というのが彼の口癖です。


そして盗撮していました(笑)。
この大の字になって浮いているのが私です。



私も時々浜に上がり、砂の温かさを楽しんでいました。
栄養クラスタの大好きなアーシングっていうやつ(笑)?
どんどん晴れていったので、知らない間に日焼けしていました。

当たり前ですが、五月の海には他に誰もいません。
私は石切りしたりして遊んでいました。
ふとみると石かと思っていたものが動いていて、やどかりのようです。
私がやどかりをじっとみていると、何かを感じてフリーズしています。
やどかりの神経系はどうなっているか知りませんが、っていうか我々哺乳類とどの程度まで造りが似ているのか知りませんが、それでも数十センチ離れた視線を感じてフリーズする。
お子さんに治ってほしくて注視しすぎると、お子さんがかえって治らないケースはこういうんじゃないのかな、と思いました。
むしろ、親子一緒に楽しく遊んでいるようなおうちが治っていますよね。
遊びが最高の発達援助とはそういう意味であり、そのためには親御さんが小さいころから身体を使って遊んでいた方がいいのですが、令和の世の中、すでに親御さんたちが遊びの経験に乏しいのですよね。
でも昭和生まれは本当に外でよく遊んだのです。
そして親もそれに付き合ってくれたのです。

というわけで私も、還暦になっても身体使って遊ぶ天才ですので、海だけしかなくてもどんどん遊びます。
ふとふくらはぎがちくりとしました。
蜂の子分みたいな虫に刺されました。
追い払ったのにあっちに行かない。
私は頭にきて海に入りました。
しつこく追いかけてきます。
水をかけてやったらどっかに行きました。
そのまま泳いだので海水の癒し力で痛みもかゆみも取れましたけど、あとでみたら五か所も赤くなっていました。まったくとんでもない奴です。

やがて夫が海にやってきました。
相撲中継が中断されたそうです。
なんでかっていうとゼレンスキーが来たとか。
この時間帯に中継中断だと、ツイッターの相撲部は大荒れだろうなあ、と思いました。
でも来たのなら原爆資料館まで見て帰るといいよ。
日本はあそこから立ち直ったんだから。

結びの一番に間に合うように海から上がりました。
よく泳いだ一日でした。
そして島料理を食べて、島酒を飲み、平和な一日が終わりました。

次の日も朝から晴れて、チェックアウトまで存分に泳ぎました。
シャワーを浴びて髪の毛がまだ湿ったままチェックアウトし、空港に送ってもらいました。
空港で夫が島バナナを買ってくれました。私は大島紬のヘアピンを買いました。自転車に乗るとき、ヘルメットから前髪が落ちないよう小さなヘアピンがほしかったのです。
きれいなのが買えました。

空港で島酒を飲み、うとうとしているうちに成田に着きました。

そしてここで私たちはコロナボケからのリハビリを迫られることになりました。

どういうことかというと
国内線のLCCと国際線が同居している成田第一ターミナルのJRの駅は、大変な列だったのです。

各国の国鉄路線は、外国人向けのお得なパスを出しています。
私たちも若い頃、そういうのを買ってドイツを回ったりしました。
何日間限定、みたいなパスなので、最初に窓口で日付をいれてもらわなければいけないのです。
というわインカミングな人々で長蛇の列でした。

そして自動販売機も長蛇の列。
ほとんどが外国人。慣れない日本の自動販売機で、一人買うのにすごく時間がかかる。
JRによる成田脱出を私たちはあきらめて、東京駅行きのリムジンバスにしました。

考えてみればこの三年間、自分たちは旅行に行ったけど、どこも空いていて、空港が外国人観光客でこむような事態にあうことはなかったのです。すっかりコロナボケしていました。
でも彼らも待ちに待っていたのです。
ブースター接種率が世界一高いジャパンですから、外国人の方が三回目を打っていない確率は高い。
そして三回打っていない人が検査なしに入れるようになったのは4月29日のこと。
それを待って今ようやくやってきた人も多いと思います。
医療によって破壊された観光や飲食にとって、彼らは歓迎すべきお客のはずです。そのためには私たちの不便も耐えましょう。

平気で大声でしゃべる外国人旅行者とリムジンに同乗し、まずバスは水天宮のTCATへ。
日曜日の日本橋を歩く人は、日本人であろうと、ほぼマスクをしていません。
東京駅も、少し前に通ったときよりずっとゆるい雰囲気です。
医クラがどれだけ気に食わなくても、どんどん、どんどん、世の中がもとに戻っているのを感じました。

夫は奄美空港でうちの近所のスシローにテイクアウトを予約してくれていました。
私はサラダとお味噌汁くらい作ってあげるよ、と言いました。
そうしたら肉も食べたいんだそうです。唐揚げとかいいな、とか。
小学生かよ。
と思いましたが私は「唐揚げはめんどくさいけど、唐揚げ方面の焼き鳥を作ってあげよう」と言って、適当に唐揚げっぽい味付けの焼き鳥を作ってあげました。
こうやって二人の60歳児は旅行から帰ってからもわいわいと楽しく過ごしました。

この間にジャニーズ問題も色々進行していたようです。
私はもう事務所も違えばすべてをぶっちゃけてもなんの揺るぎもない大御所ズが黙っているのが不可解でした。GOさんとかM木さんとか。
タレントにはなんの罪もないという人もいますが、私はそうでもないと思います。
少なくともそれを受け入れないと出世できない、という情報だけでも出していれば、被害が防げた子もいるかもしれません。
もちろん一番の加害者は故人だとしても、その体制を受け入れてきたタレントさんたちにも加害性がなくはありません。もちろん一人一人を追求する必要はないけど。

結局他事務所に行った大御所たちが黙っている間に、マッチ氏が口火を切り、東氏に引き継いだかたちで
「そういえばマッチは昔から男気があった」という夫の言葉に「そういえば」と思い出したりして、マッチ氏と私たちは考えてみれば同世代なのでした。ファンじゃなくても、なんとなく昔から知っている。
きっと正常化が始まるんだと思います。

そして大御所たちが黙り込んでいるようなジャニーズ現象が医療にもずーっと起きていて人々が迷惑したジャパン、なので
医療従事者がジャニーズを責めてるのを見ると「あんたらにはその資格ないでしょ」と思います。
身内をかばいあう体質はそっくりです。
セクハラもひどいけど、男性から男性への性加害は2017年まで刑事罰の対象ではありませんでした。
そしてマスク強制出産、いまわの際の面会制限、今も続く強制PCRなどは同じように刑事罰の対象ではないけれど人権侵害です。
それを続行している医療に携わる人たちは不自由を強いられて当たり前なので文句を言わないでほしいです。
我々のように日々民間で闘っている者が自由に旅行していたとしても。

これから日本は落ちぶれるからこそ
この国の中で弱者になると、さらにひどい目に遭います。
医療と行政となるべく無縁でいること。
それがサバイバルの秘訣だと私は思っています。
病気にはならない。そして障害は治す。
そのためにできることをこれからも追及していくと思います。
そしてほぼ医療にも行政にも特別な世話にならずに還暦を迎えられたことを生涯の誇りにしようと思います。
なぜ世話にならずに済むか?
遊ぶからです。

この三年間
同調圧力にも脅しにも屈することなく
納得できないことは受け入れず、そして健康に過ごせたことを
生涯誇りにしようと思います。




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