治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

限定価格は明日までです!→黄色本がスマホに入っているとやはり便利!

2018-03-15 10:40:44 | 日記




黄色本こと『自閉っ子の心身をラクにしよう!』がスマホにあるとやはり便利、というお声をちょうだいしていますので、特別限定価格が終わる16日までにどうぞお求めくださいね。

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電子書籍第三弾 愛着障害は治りますか? 1728円
紙の本より2割ほど安くなっています。他の本も、限定期間が過ぎたらこのあたりのプライスレンジに落ち着く予定です。こちらもよろしくお願いいたします!






引き続き、花風社のkindle本をよろしくお願いいたします!


一冊十万円

2018-03-15 09:02:41 | 日記
「感覚過敏は治りますか?」は桐の箱に入れて、百部限定、一冊十万円で売るつもりです。

いや、実際には桐の箱はないかもしれないし、十万円じゃないかもしれないし、百部限定じゃないかもしれませんが、それくらいの気持ちです。それくらい、情報の宝庫です。

感覚過敏を治すのは手軽なこと。

でも一方でとても難しいこと。

青いお札を涙目でかかげている人は、最初から諦めた方がよさそうです。

感覚過敏が治った人はたくさんいます。
治した医者は見たことがありません。

これがヒントです。

諦めない人は、今日から積み立て預金を始めてください(真顔)。


障害者が納税者になっているという確かなエビデンス

2018-03-11 09:41:52 | 日記
「障害者を納税者にしよう」というスローガンに「きーっ」ってなる人はいます。そんなの残酷だ、っていう意味なんだろうね。率直に言って、国の税金で発達支援をしているはずの人たちがそういうこと言ってると自分たちの社会的な使命をどう考えているのだろうと思うよ。自分たちは税金使って事業やるけど結果的に自分たちの発達支援によって将来的な税収を増やす気はないのかね。

一方で「納税者にしたい」「なりたい」人はいます。花風社クラスタは多いですね。だからこの記事にも福祉クラスタでありがちな「国はひどい」方面の脊髄反射を起こした人はいなかった。その脊髄反射を私が見かけて持ってきて計算してみましたよ。

作業所やっているNPOに利益が出て課税された。それできーきー国ガーをやっているわけです。たぶん朝日新聞なんか無料でも読みたい人いなくってログインもしていなくって途中まで読んで脊髄反射しているのかもしれないし福祉こそ至高と凝り固まっている人には最後まで読んでも国が悪いキーっなのかもしれない。私は一応朝日新聞は紙で取るのやめて、電子版で読んでて、電子でもついに解除したけど無料では登録しているのでログインして最後まで読んでそしてわかったのです。「これは赤飯炊いて祝うべき慶事だ!」と。なぜなら、障害者が納税者になっている何よりのエビデンスだからですよ。

数字を見てみましょう。

課税事業売上 919万円(つまり、作業所で作ったものやなんかを売ったお金ね)
うち利用者人件費 261万円(18人で割った 平均年収14.5万円。まあよくある月1万くらいの工賃ですね)

想定される事業売上中原価 658万円 

非課税(と想定される国や自治体からの)事業売上 2853万円

課税+非課税 売上合計 3772万円

所得 251万円

ということは経費が3521万円

のうち利用者への工賃 261万円

残り 3260万円

あれれ、国や自治体からの給付を経費が超えている・・・
納税分が入っても微妙・・・

国や自治体からの給付を「スタッフの人件費は場所代」を上回っているんだったら、もしかして、利用者に食べさせてもらってる?
それとも給付の一部が課税事業なのか。

つまり、どうやらこの法人は、国や自治体からの給付金だけでは赤字で、作って売ったものが売れたから所得が発生したらしい。

つまり、障害のある人が頑張らなかったら、ここは赤字だった。
立派に障害者が納税者になっているという例だと思うのですよ。

なのになんで赤飯炊かずに怒ってるんだろうね。

なんで福祉クラスタは「国はひどい!」なんだろうね。

ちゃんと帳簿つけてて、黒字が出ることがわかったら、利用者の工賃をアップすればよかったんですよ。あるいは、ボランティアに入ってくれている人にちゃんとお礼をするとか。

いずれにせよこの事態を喜ばず、朝日新聞に訴えてしまうような土壌で就労支援ができるとは「私には」思えません。

それにね、注目してほしいよ。

18人の人の日中活動の場に国や自治体は2853万円出してる。
おかげで15人の雇用が生まれている。

これってそんなにひどい水準ですかね?

「私には」そうは思えません。

今日も『発達障害、治るが勝ち!』から引用しておきましょう。
お手元にある方、P14です。

=====

 当時の私は知らなかった。「自立支援」とはどういうことか。私は一般人だから、自立支援と言えば文字通り自立を支援するのだと思っていた。
 支援の世界では違っていた。
「自立支援を広げる」とは「自立支援」を謳う事業所が事業費の名目で行政に金を自分たちに支払わせる--すなわち血税から、売り上げを得るシステムを広げることだったのだ。

=====

私はどうしても、福祉の世界の人々と、「国ガー」の脊髄反射を共有できません。
確定申告が終わって、また定期預金を崩して住民税を払う時期がきたわけですが、私にとってはふーふー払う税金も「18人の居場所を作るために2583万円」必要だという状況の中では本当に焼け石に水蒸気。国はいっぱいお金を必要としているんだな、ということくらい、ちょっと福祉の人々も考えた方がいいのではないでしょうか。

要するに


治るが勝ち! です。
みんなのためにね。



知識は古くなる

2018-03-10 11:00:37 | 日記




多くの人が訪れて「よかったよかった」と言っている「仁和寺と御室派のみほとけ」展。行くんだ~とか言ってたら明日までと知り、昨日午後あわてて仕事を中断して行ってきました。

弘法大師の書を見ました。
意外なほど楷書っぽくて読みやすかった。
「他人に読みやすい字を書く」というのはあの時代の知識人の一つの条件だったと思われます。凝った美麗な字を書くより筆に誤りがないことが大事。だって命かけて船に乗って唐に渡り写経してまた命かけて戻ってくる。今なら「ファイル送ってください」「はい」で数秒ですみますね。

そして曼荼羅がたくさんありました。なんというか、胎児性の愛着障害の人が曼荼羅塗り絵で治っていくのはよくわかりますね。

そして「よくこんだけ集めたもんだ」と思うくらい仏像がたくさんありました。眼病に効く仏像、とかね。それを見て思いました。

色々なことの解明が進んでいなかった時代には、眼病さえ祈りで治そうとした。その結果千年後の私たちがこういう仏像を一種の芸術として愛でられるわけですが

当時の眼病は救えなかったでしょうな。身も蓋もない真実。

でも仕方なかったんです。原因がわかんなかったし、だから対処法もわかんなかった。

思うに「社会の理解ガー」も信仰なんですな。

エビデンスガーとうるさい人たちが社会の理解ガーと言いますが、社会の理解が広まったら発達障害の人が生きやすくなるエビデンスはないんです。

だけど何しろ治せないし、一応「限られた水槽の中では」行動を変えられるもののエビデンスにしがみつくしかないし、それだと社会実装すると無理だし

そういう手も足も出ない状況の中で

「社会の理解ガー」しか言えないんですね。
あれは祈りにすぎないんです。

『発達障害、治るが勝ち!』から引用しましょう。



本がお手元にある方、P139です。

=====

まず、人が発達障害についての情報を耳にしたからといって、理解してくれるとは限らない。そして理解したからといって発達障害を好意的に見るとは限らない。理解が進んだ結果「発達障害の人は避けよう」という動きだって出てくる。

=====

理解が進めば生きやすくなる、という信仰のもと、とりあえず障害特性には手も足も出ないけどなんかやらないと気持ちが治まらないからなんかやろう、と集ってやっているのが各種啓発活動です。
また青いお祭りの時期がやってきますね。

花風社はもちろん、青いお祭りにはのっからない、というか今年も誠意を込めてdisる方向なのですが、今年はなんか花風社も啓発期間ぽいことささやかにやろうと思っています。お楽しみに。

あ、それと「仁和寺~」展だけではなく

「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」
「愛着障害は治りますか?」特別価格も今日で終わります。
ご購入ご希望の方はお急ぎくださいませ!
「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」が意外と売れてうれしかったです。
今見ても全然古びていないし、きちんと書くべきこと書いた本ですのでね。

あと1日、よろしくお願いいたします!



基本みんな受け売り

2018-03-09 10:51:59 | 日記
さて、ふなさんのコメントから。

=====

垣間見たこれがギョーカイの一端? (ふな)
2018-03-09 01:12:14
1歳から保育所を利用してます。徐々に他の子となんか違う?様子がわかってきて、3歳のときから月3くらいでNPO運営の発達支援センターに通っています。いくつか見学してここに決めました。ここのスタッフさんたちは、いつもちゃんと子どもに向き合って、本人と自然に会話し一緒に遊びを楽しみ(適切に補助しながらです)、ここで心置きなく安心して過ごせるおかげか、毎日の保育所生活でもみんなと同じにできることが増えました。
契約が3月末で満了を迎え4月から就学予定なので、同じ場所での放課後デイを月2くらいでというお話になりました。自治体に福祉サービス利用の申請をするにあたり、うちの場合は医師の意見書が必要になるため、小児神経科を受診して意見書をもらってきました。
実は日頃受診するのは、発熱や風邪症状などで近所の小児科に行くくらいで、凹凸のことでの受診は3歳のとき以来のお久しぶり。センターでの療育でかなり落ち着いた実感があったのと、花風社の本を読むことで充分だったので、受診の必要を感じてなかったのです。前回からの経過を大まかに話して、医師からは「就学のための準備をしましょう」と言われたのですが、私にはその意味がよくわからず。逆に「大人になるまでに治りますかねぇ?普通に働けるようにさせたいのですが」と尋ねたら、治りません、特性は残ります、得意なところを伸ばして研究職に就いてる人が多いです、とかおっしゃいます。医師と話す間、本人は図鑑を読んでいたので「研究職」なんて言われたのかな、でも図鑑を読んでるだけで研究職に就ける人はいませんよね。
同席していた夫は、いいところを伸ばす方面の考えを持っているので、医師の話に違和感は持たなかったようですが、私はそれは医師の逃げだと感じました。なぜ治らないと言い切るのか、治そうとしないのか。花風社の本で治る道がちゃんとあると知っているおかげで、医師の言葉を鵜呑みにせずに済みました。浅見社長さん、黄色本をありがとうございます!
センターもいずれ卒業を考えていくつもりですし、スタッフさんたちも「もうかなり大丈夫そう」と言ってくれるのですが、急にあれもこれもの変化に対応できるか心配もあり、本人の気持ちを尊重しつつ本人の「大丈夫」のタイミングを見極めていこうと思っています。
ギョーカイにはつかまらない、と思います。

=====

ふなさんは幸いにも伸ばす療育に出会い、そして治さない医療に意見をきいたのですね。私は最近、いかにみんな他人の受け売りをしているか気づくようになりました。きっかけは感覚過敏に関して栗本さんが言ったことです。栗本さんは、感覚過敏の実態を誰も真剣に考えていないというのです。そして権威筋から言われたことを鵜呑みにしている。権威筋が言ったことではなく、本人たちがどういう状態像にあるか見極めるという作業をやっていない、と言っていまして、本を作るうちに「本当にその通りだ」と思うようになったわけです。そして「権威筋から言われたことを鵜呑みにする」のをやめるだけで、感覚過敏は相当減ると思います。

でも先生たち忙しいんですよ。だから受け売りするんですよんね。小児科の先生はどうしても発達障害にかかわらずにはすまないような状況になって、でも自分は発達障害に関しては新参者なわけだから、とりあえず「専門医」の著書なんかを読んでみて、きっとそれは内山医師の本かなんかで、忙しいからそのまんま受け売りしたのでしょう。新参者としては専門医の話を受け売りするよね、省エネしようとすれば。

専門医がなんで増えないのか。私はこの辺を『発達障害、治るが勝ち!』の中でばっさり切ってますね。

=====

「発達障害の専門医」が増えないことを嘆く人も多いが、なぜ増えないかというと治せないから、診断以外役に立たないからだと思っている。役に立たないものが増えないのは自然なことである。

=====

専門家の受け売りに騙されたくない人は、『発達障害、治るが勝ち!』を読み返してみてくださいね。

それと

電子書籍第二弾 自閉症者の犯罪を防ぐための提言 1296円→500円




電子書籍第三弾 愛着障害は治りますか? 2160円→1080円




ともに期間限定特別価格が明日までです。
ご購入ご希望の方はお急ぎを!

読まなくていいです

2018-03-08 09:52:45 | 日記



栗本さんの本の借りパク率は高いらしい。
ちょっと興味があるけど買うのはいや、っていう人がひとんちの本棚から持って行って二度とかえってこないみたいなのですね。それで貸さなくなった、っていう人もいた。
あまり借りパクがひどいので今度の『感覚過敏は治りますか?』を二冊組みにしてくれたほうがありがたい、という意見すらあった。

そして電子書籍のいいところ。それは人に「貸して」とか頼まれないですむことですね。

みるさんは黄色本芋本を支援者に借りバクされたので、今回新たに黄色本を電子書籍で買ってくれたそうだ。
ていうか早く返せよあまちゃん県の支援者。
人権侵害も死んだふりもわかったから、とりあえずみるさんが自分で買った本くらい本人に返してくれないかな。

そんなこと行って、どうせもうけのためでしょ。って思うかもしれないから言っておきますね。

あなたは買わなくていいです。
読まなくていいです。
あなたに売る本を花風社はもっていません。あ、『元刑事が見た発達障害』はオススメできるかな。憲法や刑法が何を規定しているか知っておかないと、あなた方は知らない間に法を犯しているかもしれないですからね。
栗本さんの本は治りたい治したい人のためのもの。治す気がない人が読む必要はないです。宝の持ち腐れです。
あまちゃん県のギョーカイにとって栗本さんは封印すべき存在です。劇薬です。しめ縄でも貼って必死に侵入を防ぐべきです。

あまちゃん県は場面が変わると全く役に立たないABAやSSTを後生大事にまつりあげ、それを第一の選択肢としていればいいのです。ゆめゆめ身体アプローチに興味など持たないように。
あまちゃん県のメジャーな医療者が「家事のできるひきこもり」をみるさんに勧めたそうで、「県境なき家事のできるひきこもり推奨医師団」がひそかに活動していることを知った次第なんですけど、そういう土壌では療育ルームでしか効果を発揮しないSSTや一粒の卵ボーロで子どもを買収するABAで将来のめんどり候補を育てるのがギョーカイ安定の近道です。

だから、絶対、身体アプローチなんて手を出さない方がいいですよあまちゃん県のギョーカイの人たち。
危ないです。
とんでもないです。
なぜなら

治ってしまうからです。
びっくりするほど治ってしまうからです。一次障害が。


だからあまちゃん県のギョーカイの人は、栗本さんの本を読まないでください。
みるさんに借りている本は、みるさんに返してください。おまわりさんにつかまりますよ。大げさではないですよ。『元刑事が見た発達障害』を読んで「他人の財産」について勉強してください。

でも書籍の流通はあまちゃん県のギョーカイの意図などお構いなしなので、今ではあまちゃん県の人でも栗本さんの本を読んでどんどん治っていってしまっています。これは仕方ないですね。江戸時代と違うので、県境に関所があるわけではありません。県境なき家事のできるひきこもり推奨医師団が実在するように、あまちゃん県の中にも治っていっている人はいるのです。
そして電子書籍になってしまえば、ぽちっとした次の瞬間に栗本さんの知見がスマホに入ってきてしまいますから。



皆さんも死んだふり支援者に「本貸して」と言われても貸さなくてもいいですよ。
しょせん買う気もないなら読まなくていい。
版元の社長がそう言ってたって言ってください。
どうせもうけ主義で言ってるんでしょ、って言われたら
いいや、買わなくていいです。読まなくていいです。治す気のない人、一生福祉に縛り付けておきたい人は栗本さんの本を読まなくていいです。
と版元社長が言ってたと言ってください。

あえて言えばその人たちがが読むべき本は『元刑事が見た発達障害』。
それは法を守るため。知らず知らずのうちに社会の権利を侵害しないように。


それから『発達障害、治るが勝ち!』
それは

1 よりたくさんの人が
2 より重い障害に
3 より長く

とどまる方が自分たちは商売繁盛になるという産業構造をもう一度見つめ直し、人としての良心を取り戻してもらいたいからです。



でも治りたい治したい人にとって
「いつもスマホに栗本さんがいる」のはとても便利です。
というわけでamazon kindleストアで

黄色本こと「自閉っ子の心身をラクにしよう!」



期間限定特別価格で絶賛発売中です!

花風社kindle本、四弾目が出版されました!

2018-03-07 11:59:44 | 日記




花風社のamazon kindleによる電子書籍、四冊目が登場しました。
全国推定80万人の栗本さんファンの皆さま、お待たせしました。
『自閉っ子の心身をラクにしよう!』満を持して登場です!

花風社が電子書籍を始めて、初めてアプリをダウンロードしたという方も多いのですが、スマホで簡単に読めるのがいかに便利か実感していただくようですね。実は愛甲さんもそうなのです。どっちかというとデジタルとは距離を置いている愛甲さんですが、スマホに入っていていつでも読めること、相談事業などのときにさっと引用できることの便利さを感じてくださっているようです。

このように目次がハイパーリンクされているのが電子書籍の特徴。たとえば「睡眠がうまくいかない」人がいた場合、さっとリンクのページに飛べて、なぜ自閉っ子は睡眠がうまくいかないのか、そのためにはどんなことをすればいいのか、たちどころに説明できるのです。



というわけで「紙で持っていても電子版も買っとくと便利だ!」という方がたくさんいることを予測し、今回も3月16日まで特別価格1080円で提供しています。

ご購入はこちらから!

『自閉っ子の心身をラクにしよう! 睡眠・排泄・姿勢・情緒の安定を目指して今日からできること』

お急ぎくださいませ!

=====

電子書籍第一弾 合理的配慮と発達保障  400円



電子書籍第二弾 自閉症者の犯罪を防ぐための提言 1296円→500円(期間限定価格 ご購入はお急ぎを!)




電子書籍第三弾 愛着障害は治りますか? 2160円→1080円(期間限定価格 ご購入はお急ぎを!)



どうぞよろしくお願いいたします!






*kindleアプリを無料でダウンロードすれば電子書籍はスマホでもタブレットでも読めます。
どこでも読めて、文字を好きな大きさにできて、検索も簡単。引用も簡単ですから人に説明したり見せたり説得したりするときにも便利です。
どうぞ読んでみてください! 便利さを味わってみてください!

もし浦島太郎が亀を助けなかったら その2

2018-03-06 08:41:54 | 日記




先日、画伯のアートイベントで似顔絵を描いてもらいました。
前回のイベントは私出張で行けなくて、読者の方々が訪れ似顔絵を描いてもらっているのを見て、今度なんかあったら描いてもらおう、と決めていたのです。
でも画伯とは付き合い長いし、あさみフラワーは「あんだけデフォルメしていてまだ似てるのがすごい」と言われるほど優れた似顔絵だし、別にその場で見なくても私の似顔絵なんか描けるんじゃないかしら、と思いました。と思った私はおろかでした。

似顔絵を描いてもらう一番の理由は自分が似顔絵をほしいからですが、また別の理由として「せっかく画伯が場所を借りてイベントをやっているのだから売り上げてもらいたい」というのがあります。これは友人として当然のこと。でも大作の絵を買うには「金がない」。というのは実は一番の理由ではなく(いや、金もないけど。絵は高いし)過去に画伯の絵を買ったこともある我が家にはもはや壁がありません。日本の住まいとしてはそんなにたくさん絵が飾れない方が普通でしょう。
考えてみるとこういう状況の中できちんと絵を売って暮らしている画伯はたいしたものなのです。

そして画伯に似顔絵を描いてもらうために対峙してびっくりしたこと。
それは画家として私を見る画伯の目が、酒場で大酒食らってダジャレ言っているときと全然違うということでした。なんというか、人間の目ではないのでは、と思うくらい普段画伯だけではなく誰の目にも見ない光でした。つまりあれが、物を捉える画家の目であり、普段仕事しているところを見ない私たちはめったに目撃しないのだと思います。それくらい、すごい目でした。あの目を見ただけでも、似顔絵を描いてもらってよかったと思います。

そして「いつもこんな目で取り組んで描いてくれたものを私はボツにしたりダメだししたりしているのだ」と思うと申し訳なくなりました。

というのはウソですけど。

画伯は「この人の持つ、意外に繊細で優しい面(意外ってなんやねん)を表現できたのには、満足しています。」と書いてますが、現場では「繊細な面がなければ編集なんてできないでしょう」と言っていました。それは当たり前です。豪胆で乱暴なだけでは本なんか作れないのです。そして私は「アートイベントのときの画伯の売り上げ」を気にする程度には優しいのも確かです。似顔絵だけではなく、大枚1000円払ってお絵かき教室もしてもらいました。おさかなは私の方が上手なんですけどね(真顔)。



HSPのマーケティングをしている人たちは、才能があるのも、共感性があるのも、感受性が強いのもHSPならでは、というセールストークという名の「敏感すぎるクラスタへの負け惜しみ」を提供していますが、世の中には画伯のようなダジャレ親父がちゃんと絵で食ってたり、私のようなキャラが実は繊細さや優しさを駆使して結果仕事に結びついていたりするのです。

私は個々の業界の事情を知らない医者や心理士が、「自閉症の人は過敏なのだからその過敏さを活かす芸術等の活動をすれば」とか無責任に言うのがだいっきらいです。だから杉山先生が『私の障害、私の個性』にあとがきを押し売りしてきて(結果的にギャラに文句を言ったあのあとがき)もだいっきらいでした。そして神田橋先生や愛甲さんにすら、この点は違和感を覚えます。芸術業界にいるわけでもない人が「芸術の才能がある」と言えるのはどうしてなのかわからないのです。越権だし無責任だと思っています。そして「HSPだから才能や共感性がある」というマーケティングに乗って過敏性にあぐらを書いていると結局痛い目に遭うのは本人だと思っています。

そんなことを考えていたら、読者の方からうれしいお知らせがありました。

過敏性がたっぷりあり、時々栗本さんや愛甲さんの助けを借りていた女子高校生。速いですね。この前高校に入ったと思ったのにもう卒業し、四月からは画伯の母校の大学生となるそうです。絵が好きなのは知っていました。うちの講座の時画伯に絵を見てもらったりしていましたね。そしてお母様の実感としてこんなこと書いてありました。

=====
本当によく学び、苦しいことも多かったと思いますが、様々な賞も頂くことができ、
資質の開花とは決してラクではないと実感する3年間でした。

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これが実感なのだと思うし、これは将来の準備なのだと思います。同じ学校でも画伯はファインアート、この方はおそらくコマーシャルアートの方に行くのでしょうが、才能を活かしプロになったあとにもダメだしするクライアントやせっかく作ったものをボツにするクライアントは普通にいて、でもその人たちに完全に媚びると仕事はできなくて・・・でもそこで挫けてたら仕事なんかできなくて、というバランスを取りながら仕事をする能力が物作りの人には要求されるからです。

そうやってたくましくなっていきます。
仕事人としてたくましくなっていきます。
この方は高校の時からその準備が始まっていたのだろうなと思います。

そうすると、かつて愛甲さんにアドバイスされたときのような過敏性はなくなってしまった自分に気づくと思います。

医療の専門家は「実業の世界」を知りません。
物を作って売って・・・という世界を知りません。
正直、物を作って売ることを一切しない人たちが就労にまつわる適性を語るのはおかしいと私は思うのですが。
実業を知らないから、あたかも、過敏性ばりばりのままで世の中を渡っていけると思い込んでいるのであり、そういう人の過敏性を標本のように愛でる嗜好があり、それを世間にも要求しているのかもしれません(この点は神田橋先生や愛甲さんは違うと思います。一部の過敏性を愛でる医者たちのことです)。

でも実際に才能を活かしているのは画伯のような大酒飲みのダジャレ親父だったり、実は私のような乱暴者が「友だちがイベントするのなら売り上げてほしい」とか気遣っていたりするのです。
画伯や私の中にだって繊細さがあるからこそ物を作って売れるのです。
ひょっとしたら本を作るときの私はあのときの画伯のような目をしているのかもしれません。

才能も共感性も、弱虫の中では意味のないものです。
それを発揮するたくましさがあってこそ、世に出るものです。
これは当たり前のことなのですが、発達障害界隈で危険なのは
実業を知らなくて肩書きのある人たちが、「負け惜しみ」を提供してくれてしまうこと。そしてそこに安住すると、もしかしたら持っていたかもしれない才能も共感性も発揮しないまま墓場まで持っていってしまうかもしれないことです。「私はHSPなのよ」というむなしい誇りだけ胸に。

HSPという言葉は「治りたいのか自慢したいのかわからない」から私は嫌いです。
その点「感覚過敏」はまだマシかもしれませんね。
「自慢したい感」は薄いからです。それほど意識高そうではない。
それを治したい人たちのために、栗本さんと私は今、本を作っていますよ。
治った方が、ずっと人生楽しいからです、感覚過敏は。

(完)


花風社kindle本、二弾目、三弾目のお知らせ。

2018-03-05 12:48:41 | 日記
さて、一弾目の書き下ろし「合理的配慮と発達保障」に続き、二弾目、三弾目が発売となりました。
両方とも紙で出た本の電子版です。

まず二弾目は「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」。

なぜこれを持ってきたかはもちろん、『元刑事が見た発達障害』が出たからです。
花風社も新規読者が増え、「あの事件」をリアルタイムで知る人も少なくなりました。
それまでギョーカイとつかず離れず、っていうかそれなりに仲良しで「社会の理解を広めれば自閉っ子たちは生きやすくなる」と活動していた私。でもこの事件の前から「これで本当に大丈夫なのだろうか?」と思うようになってきました。ギョーカイの先生方の思い描く世界が、あまりに「自分勝手な自閉症者だけに都合のいい世界」だったからです。
そしてこの事件で被害を受けたことが決定的になり、それから「治す」「修行」路線を歩み始めるわけです。


今回電子版出版にあたり読み返してみたのですが、一言で言うと「小気味いい」ですね。
この頃の私はまだ、「治さない=利権」だとは気づいていません。でも「おそらくこの支援の現状では共存はないわ」とは気づいていて、どうしたら共存ができるか、真面目に提言しています。
「社会の理解が広まれば生きやすくなるというエビデンスはありますか?」とはずばっと言っていないけど「社会の理解が広まれば生きやすくなる、というギョーカイのシュプレヒコールは今のところ仮説に過ぎない」ことには気づいています。とにかく、真面目に真面目に「共存」を追求しています。

今回、電子書籍出版にあたり、キャッチコピーを書き換えました。
こんな感じです。

=====

自閉症者に触法リスクがあるのか?
ある自閉症者もいれば、善良な自閉症者もいる。
けれども
自閉症の支援業界には触法リスクを予防する力がない。
むしろ助長させてしまう。
なぜか?
自閉症者を努力の主体と見なさないから。
自閉症者の実態について、よいことも悪いことも事実を世の中に伝えないから。
社会と共存するつもりが支援者たちにないから。
自閉症者による法的被害に遭い、民事提訴・刑事告訴した立場だからこそ知り得た事実を語り
「真剣に共存を考える」人々への提言を行った書。

=====

そう。「裁判やった人の一人称の手記」としても面白いです。

そしてkindle本三弾目。

名著『愛着障害は治りますか?』を早くも電子出版しました。
内容は紙の本と同じなのですが、とにかくこの本に救われた、という人があまりに多い。
私自身が電子書籍のヘビーユーザーとして、何が便利かというとお気に入りの本が気が向くとスマホで読めることなので、愛甲さんの言葉の端々に癒やされた方々にはこの本の電子展開が便利だろうと思ったのです。スマホにいつも愛甲さんがいる、っていいと思いませんか?

『自閉症者の犯罪を防ぐための提言』は紙の本税込み1296円のところ、電子版税込み500円です。
『愛着障害は治りますか?』は紙の本税込み2160円のところ、電子版税込み1080円です。
半分以下のお値段になっています。

といってももちろんずっとこの値段のわけではなく、3月10日までの限定価格です。
「紙で読んだけどもう一度読みたいな」という方、「ずっと持っていたいな」という方、「手軽に読みたいな」という方「引用や検索が便利だから電子版も買っておこう」という方のために期間限定でお値段下げました。

リンクを貼っておきますね。

電子書籍第一弾 合理的配慮と発達保障  400円



電子書籍第二弾 自閉症者の犯罪を防ぐための提言 1296円→500円(期間限定価格 ご購入はお急ぎを!)




電子書籍第三弾 愛着障害は治りますか? 2160円→1080円(期間限定価格 ご購入はお急ぎを!)



どうぞよろしくお願いいたします!


*kindleアプリを無料でダウンロードすれば電子書籍はスマホでもタブレットでも読めます。
どこでも読めて、文字を好きな大きさにできて、検索も簡単。引用も簡単ですから人を説得するときにも便利です。
どうぞ読んでみてください!

*このお知らせはしばらくトップに貼っておきます。日々の更新はこの下をごらんください。