goo blog サービス終了のお知らせ 

治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

頭がしゃしゃる

2015-11-24 06:57:11 | 日記
という表現が面白いなあと思いました。
読者の方からのメールにあったのです。
こういう文脈で。

=====
成人してから診断された私でも、おかげさまで発達障害について正しい知識を知って行動する事で、前よりももっと生活や人生をより良いものにしていくことができるようになりました。
でも、子どものうちからこうして正しい方向に導いてもらって、無駄な挫折や絶望感を味わわずに、持っているエネルギーを存分に自分の能力を開花させるために使えるようになるのは素晴らしいことですね!
いいなぁって、ちょっとだけ羨ましいなぁって思います。

身体アプローチがすんなりと近道になるのも、子どものうちのほうが有利なんじゃないかなぁ、とも思います。
もちろん、大人になってからでも、身体アプローチの効果を実感して状態が改善してきています。
でも、アラフォーまで「頭ぐるぐる」をやってきてしまうと、どうしてもどうしても「頭がしゃしゃる」んですよね。
だから、お子さんよりずっと時間がかかってしまうような感じがあります。
「しゃしゃる頭」って面倒臭いので、そうなる前にすべての凸凹キッズが早いうちに身体アプローチを始めるといいなと思います。

(中略)


私は大きく不特定多数の方に発信するということはしていませんが、自分だけ花風社の本に出会えてよかった、(中略)もったいないので、そういう情報が必要な身近な人に伝えていきたいと思っています。
実際、傍から見てとても難しい状況にある人でも、自分で頑張ろうという気持ちのある人には、こういう情報は喜ばれています。

前回のお勉強会も、今月末のお勉強会も私用や仕事の都合で参加できず残念ですが、また次回お勉強会がある時にはぜひ参加したいです。
新刊はどちらかと言えば親御さん向けかしら?と思いますが、自分自身にも家族や友人に伝える時にも役に立つ情報が沢山あると思いますので楽しみにしています。
何度も発達障害当事者や勘違いな親御さんによる迷惑行為に悩まされても、こうして良い情報を発信し続けてくださっていることに感謝しています。
ありがとうございます!!

=====

要するに頭が必要以上にしゃしゃり出てしまうこと。
これが生み出すのが「生きづらさ」っていうやつですね。

たしかに今度の本は、そういう意味で成人当事者の方々にも参考になるなあと思いました。

支援者より子育てに必要な○○は

世の中を渡っていくのにも大事であり

そしてそれはSSTで身につくものではないから。

成人支援の多くが、徒労に終わっているのは、だからですよ。
大脳皮質より上の脳みそにしか働きかけないからね。
それじゃあ、根本が変わらないでしょ。

愛甲さんが、猫本あとがきを読んで興味深いメールをくださいました。
それはまたいずれご紹介します。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

最新の画像もっと見る